舌の色はピンク
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| 2022年02月27日(日) |
善福寺公園、オーブンレンジ検討、韓国の民話 |
休日トーストを食べ、日曜美術館を観る。 なんとかいう美術品収集家を特集していた。 美術鑑賞とは詰まるところ好悪であって 理屈をつけるものではないうんぬんという彼の手記を紹介した後に なぜ彼はそこまでこの絵画に惹かれたのでしょうか…と 専門家たずねて分析しようとする番組構成には閉口した。
冷蔵庫内から豚の角煮を取り出し、 白い膜…ラードをすくって捨てて、 火をつけて放置。 なるほどこれなら余計な脂がごっそり取れる。 昨日の下茹でがあるから 今朝は1時間も煮込めばいい。
ミュークルドリーミーが実写回なのは残念だけれど 日曜午前の貴重な時間がつぶれずに済むという利点もある。 OKストアで買い物を済ませてから 帰宅後角煮ににんにく潰したのと黒酢を加え、 そっから入浴。読書。風呂掃除。 風呂出てからも角煮はゴトゴト煮ておいて、 11時45分に白米が炊け、白髪ネギをのっけて角煮丼に。 うま。 うまいけどガツンとした味にはなってないな。 やっぱラード全摘はこうなるのか。
食後一息ついて…食器も洗った上で、支度してお出かけ。 西荻へ向かいがてら珈琲豆専門店で珈琲豆を注文。 ちょうどバスが来る時間だったから乗って善福寺へ。 ここでいいのか確信が持てないまま降りて、 チョット歩くと公園まで400mの案内。 高級住宅街を抜けて、緑のあふれる敷地に出たときには声を上げた。 湖面がきらきら輝いていた。 善福寺公園には子どもが多かった。 若夫婦と幼児、老人がほとんどで、 うわついた若年層が見られない。 井の頭公園とはえらい違いだ。スバラシ。 石神井公園を彷彿ともさせる。 あちらよりは緑地や野生動物の保護区域が設定されていないぶん やや寂しいような印象もあるが 賑やかすぎずちょうどいいともいえる。 大きな池をぐるりと周りつつ鳥を見る。 多くの鴨と、たまにサギ。 しばらく歩くとカワセミがいた。 僕にはわからないが妻ははしゃいでいる。 都内で見かけられること自体がオドロキらしい。 いい写真が撮れたと満足していた。
広い公園をのんびり歩いて、途中でアイスを買った。 セブンティーンアイス。 信じられないくらい美味い。 冬の終わりの穏やかなぬくい日、乾いた景色に晴れ模様。 こんな日にアイスはマッチしすぎている。
帰宅の経路には迷った。 荻窪駅行のバス停は近くにあるものの、 西荻で預金をした上で珈琲豆を受取りに行く用事がある。 調べてみたら徒歩20分で西荻窪駅にも着けるようだったから ちょっとがんばってみた。 善福寺公園の南側は古い家屋が多く、 小型の住宅が密集していて、 北側の裕福さとは真逆の印象だった。
予定通り20分歩いて駅前まで着いたものの、 こっからさらに自宅まで20分歩く必要がある。 途中で共同預金。 それぞれの口座に330万円となった。 できればカフェで一休みさせたいところだったが 今もってなおコロナへの警戒は弱めていない。 よほど空いていない限りは…という慎重さのもと どの店も見送ってしまった。 唯一、こけしやだけには立ち寄った。 だが今度の3月に建物を改装するのだそうで、 今時点で2階の喫茶室は閉じていた。 学生時代に半年だけここでバイトした経験のある妻は さみしそうにしていた。
せめてものつもりで神明通りのパン屋に入った。 200円のチーズパンを買い二人で分けて食べたのだが オドロキの美味しさだった。 これまた買いたい。
15時半過ぎに帰宅。 妻のリクエストで大学芋をつくった。 サツマイモを乱切りにして 15分ほど水にさらしてから水気を拭き取り、 160度の油で揚げる。 一度引き上げて、それから今度は 180度の油で二度揚げ。 小鍋に砂糖大さじ5、醤油大さじ1、水大さじ2を入れて ジュウジュウ煮つめて、とろりとしてきたら サツマイモをからませる。 本当ならここで黒ゴマ振りかけるトコだけど、ない。 十分美味しかった。 しかし妻は、もっと甘みが欲しいとごねた。 これだけでもあほみたいに砂糖使ってるから 到底承諾はできない。 それでも次回作る際には ちょっとは勘案してやろうと思った。
布団を取り込みセットして、 日曜日恒例の掃除機がけをガンバッた。
夕飯はお魚。 真鱈、長ネギ、生姜を茹でて めんつゆポン酢で味付けしただけ。 これにタクアンと、あさりのお味噌汁。サラダ。 じゅうぶんごちそうだ。
ダーウィンはニシンの大量産卵の様子を追っていた。 正確には、オスの精子で海が1km以上も白く濁るという現象を。 それにより産み付けられる卵は800億に及ぶそうで、 海洋生物としてもそうそう類を見ないらしい。 でも海の生き物って何かと桁違いだから 800億っていわれても もっとすごいやついそう って思ってしまう。
ロシアによるウクライナ侵攻はだいぶ不順なようだ。 そのせいか、核戦力をちらつかせた上で交渉に入るという。 これますますアメリカがつけあがるな。
21時過ぎに、残っていた大学芋を改めて食べた。 冷やせば表面が固まるという見込みが外れたが美味しかった。
夜は延々ヘンタイ・プリズン。 ちさとルートクリア。 めちゃめちゃ面白い…。 キャラも立ってるしディティール細かいし…。 ソフりん好き。いつまでもそのままでいてくださいね。 全体的にライターの力量が高すぎる。 シナリオの構成力も演出力もバツグンだ。 こんなところで埋もれていい人じゃないと惜しみつつ、 この界隈での最高出力を見続けていたいとも思う。
妻のクレジットカードやら保険関連のポイントやらが ダダ余りになってるという。 とりあえずバルミューダのオーブンレンジを買ってみるか、 という案が出た。 現在のオーブンレンジには一切不具合が生じていない。 タフなやつだ。気に入っている。 だが、庫内は大分汚い。ろくに手入れはしてきていない。 デザインもちゃちく、また円盤テーブルにつき 菓子作りにはあまり向いてもいない。 しかしタフだ。 気に入ってはいるのだ。 焼成の加減の呼吸も掴んでいる。 悩むところ…。
冬が終わる。 引っ越してからもずっと不安視していたものの 結局は冬の間も面倒な日課や週課をかかさずこなせてきた。 風呂掃除もキッチン掃除も、週に一度の掃除機がけも、 怠ることなくやりきったこの一冬の経験は、 未来の道を明るく照らす。
寝際、借りてきた本をチョットだけ読んだ。 韓国の民話集。をひとつだけ。 以下にお話を要約。 山を父子で歩いている。 この父は6歳の息子を殺すつもりでいる。 それは彼の父のためである。 彼の父は難病にその身を侵されている。 人の肝を食べる療法をもってすれば ひょっとすると助かるかもしれないと知者が言う。 だが人の肝など用意できようものか。 ならば自分の肝を捧げてしまうか。 しかしそうしたら、いったい誰が、 快復した我が父のその後の面倒をみるというのだ。 だから泣く泣く、息子を殺し、その肝を捧げよう…。 と、手を下そうとしたところで、 山中に現れた狩人が割って入った。 なるほどそういうことならばやむを得ない、 だが愛しい息子を手に掛けるのはあまりに酷だろう、 だから私が代わりにやってやるといい、 狩人は息子を森林の奥へと連れて行き、 そうして取ってきた肝を父親に渡した。 果たしてこの肝を彼の父親に食わすと、 みるみる快復していった。 妻には、息子は寺に預けたと嘘をついた。 10年経てば会えるがそれまでは一切の交渉ができない。 つらいだろうが我慢してくれと説得した。 そして10年が経った。 彼の父は、孫と会える日を心待ちにしていた。 彼は焦燥した。 今もってなお、家族に真実を打ち開けられずにいる。 そんなある日ふいに出会った青年。 これが、死んだはずの息子であった。 狩人はあの日、イノシシの肝を渡したに過ぎず、 その後息子をこっそりと今日この日まで育ててきたのだった。 父は涙ながらに息子に謝った。 だが息子は、謝らないでくれという。 お父さん、あなたが病に伏せていたなら、 私も同じことをしたでしょうから…。
でメデタシメデタシって話なんだけど。 お話のギミック自体は陳腐でも、 この息子の、 「私でもあなたと同じことをした」 というセリフには複雑な論法が埋め込まれている。 父その人に向けている言葉なだけに。
これ多分面白い。 ちょっと考えてみたい。
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