舌の色はピンク
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| 2022年02月02日(水) |
戌の日参り、絵馬に見る真心、NFP |
晴れ。7時半起床。 のんびり起きてのんびり弁当を作る。 といっても炊き込みご飯を温めて サラダ詰めるだけ。 朝食は普段のトーストに加えて、 ヨーグルトにレーズンを入れてハチミツをかけたものと、 ソーセージを茹で焼きしてブラックペッパーとマスタードをかけたもの。 半休日なので。美味しかった。
旧布団を洗って干した。 これはもしもどちらかがコロナにかかったら 夫婦が別々に寝られるようするため、居間に置いておくもの。 昨日敷布団も来たし。 食料の備蓄も十分あるし。 それなりの準備は整っている。
今日は土用の戌の日ということで 大宮八幡宮へ安産祈願のお参りに行く。 といっても正式な祈願を頼むまではしない。 なんかえらい料金とるみたいだし、時間もかかるようだし、 何よりコロナ禍でそういった集まりを避けたいので。 だから軽いデート気分で家を出る。 久しぶりにおめかしした妻が 写真撮ってよと庭へ出ていった。 iPadで何枚か撮る。 その度に妻はふざけたようなポーズをする。 「ポーズが下手だね」 「そうなの」
富士見ヶ丘駅への道すがら、 成人年齢引き下げについての話をした。 18歳で成人ですとしておきながら 酒タバコを20歳まで禁じる、 それでは筋が通らないではないかと妻は主張する。 いくらかの方面から検討してみたところ、 酒タバコが許されてないのでは 「成人リストのチェックが満たされていないことになる」、 という見方をしているようだった。 井の頭線に乗っても話を聞き続けたが、 西永福に降りてからは街の観察に入った。 西武池袋線や西武新宿線にも見られる、栄えすぎない、 駅前商店街を起点とした地元住民のための繁華という感じで好印象。
5分少々歩いて大宮八幡宮へ到着。デカイ。 入口となる参道際にかなり目立つログハウス風の民家があった。 全力出した山小屋というか。 そのちょっとさきには幼稚園。デカイ。 多くの子どもたちがワンサカ遊んでいて賑々しい。
目当ての神社にはそれなりに人がいたが なにぶん敷地が広いから気にならない。 賽銭50円だけ奉納してお参りをした。 無事に子どもが生まれますように、 元気に育ちますように、 妻の身体も健康を保てますように…。
境内に何千枚と重ねられている絵馬を見てみると、 JO1とかいう、おそらくは男性アイドルグループへの 応援とおぼしきメッセージがずらずら並んでいた。 何らかの聖地なんだろうか。 そのほか、合格祈願であったり 願いごとなんでもの枠組みがあったりしたが、 安産祈願の絵馬たちを見てちょっと驚いた。 「子どもが元気に/無事に/健康に生まれますように」と、 ちょっぴりずつ書き方は違うが、 意味としてはほとんど全く同じ文が何百と並んでいる。 まじりけなく、その一心なのだ。どの人も。 泣きそうになってしまった。 折しも自分もそう祈ってきたばかりであるし。 まぁその思いのある人がここへ来るのだからとまとめれば それまでなのかもしれないが、 しかし親の…あるいは親になろうとしている人の 真心というものを迫真に実感して、 きっともう、人目がなければ泣いていた。
ただこの神社自体はあまり好かない。 あちらこちらにノボリが立っていて、 あれもできるこれもできるという執拗な案内に辟易する。 商売っ気についてはまだしも、 玄妙さや厳かさのないことには失望する。 神社なんていう空間には文字がなければないほどいいのに。
さて去りましょうと来た道を戻る途中、 幼稚園にはさっきよりもさらに多くの子どもたちが遊んでいた。 …この神社には出産を控えた多くの夫婦が来る、 その夫婦たちはお祈りした後に “元気に遊ぶ子どもたち”を見せつけられるのだ…。 いや別にだからどうってわけでもないけれど。
ちょっとだけ時間があったから 駅の手前で何か買い食いすることにした。 良い匂いに惹かれてパン屋へ。 妻が勝ったカレー風味のパンを一口もらった。美味い。 「かるいお出かけに過ぎないけど、 買い食いとはいえこう何か食べると、 ちょっとはデートの風情があるね」 というと、妻は愛嬌に満ちた声でウンと笑った。
西永福駅で別れ、僕はこのまま出勤。 隣の永福町駅で、なんらかのトラブルがあり 数分の足止めを食らった。 明大前で乗り換えた際に男子大学生の集団とすれ違い、 フレッシュさに驚いてしまった。 若い。みずみずしい。 自分自身を観察して老いたと認識する機会増えたけど 若い人間目の当たりにしたときにはドカンとくるな。 イキイキしてるもんな。
明大前から新宿線直通の本八幡行きに乗れるはずが、 先程の遅延が影響して新宿までしか行けず、 終点となる新宿駅から都営新宿線のホームまであほほど歩かされた。 ここでいうあほほどというのは 道行く人間が全員あほに見えてくるほど、 自分以外の地球上の人類全員があほに思えてくるほどという 病気的な狂気に駆られた状態を指します。 で自分自身もあほと化してようやくホームに着いたら まさに目の前で電車のドアが締まり走っていくという。 もはや立っていられず四つん這いの獣になって 七つの大海が涸れるまで絶叫、眠れる神々を呼び覚まし、 すべてを業火で焼き尽くして永い眠りについた。
神保町には12時10分ほどに着いた。 時間に余裕があったからちょっとだけ散歩。 数日前、主人が亡くなったとニュースになっていたさぼうるには 臨時休業とだけ貼り紙がしてあった。
仕事は平常運転。 というか暇め。 陽性者が一人出たものの 幸いそれ以上の影響は今のところ見えない。
しかし東京の新規感染者数が 21000人超え。おえ。 都は病床使用率が50%を超過しても 今回は緊急事態宣言を渋りたいらしい。
夕飯はハヤシライス。レトルトの。 妻は早めの花粉症のせいであるのか 鼻がデッぱなしであったが それでも味わえたようだ。 自作に比べれば肉が断然少ないのが残念であるが 味は申し分ない。とても美味い。
NFPについて妻から尋ねられた。 「知らない」 「じゃあいいかな。きみが知ってたら教えてもらいたかったんだ」 「ちょっとは聞かせてくれよ」 私もうまく説明できないけど、と前置きした妻の弁によれば、 オンライン上をはじめとしたデジタルリソースの 所有権の売買を成立させる技術や仕組みのようだ。 「Twitterでの、一番はじめのツイートの所有権を オークションにかけて売ったり」 「あ、それは知ってる」 数ヶ月前に話題になって、それなりの興味をもった。 この話題にはいくらかの見地からのアプローチができる。 「僕は私有とか公有とか共有について興味のある方だから、 その視点からいうと…。 もともと、手元にあるなんだって、 これは自分のものだと自分ひとりが主張しても 証明されえないわけだね。 国家っていうのはもともと、 国民の私有財産を保証する機構であるという見方がある」 「それ、面白そう」 「NFPが実現するビジネスモデルについては、 僕はもちろん反対だけれども、 所有とはなんなのかについて 無自覚であった人々に問い直しを促す効能については、 よくやってくれたもんだと思うよ」 それからさらに、NFPは他分野において 市場の間口になるとの見解を示した。 「真っ先に思いつくのはメタバース」 「関係あるの?」 「メタバースって、仮想空間が用意されるわけでしょう。 オープンワールドのフィールドさながらの。 そしたら、その空間内での土地は売買の対象となるよ。 必ずなる。 その土地に建築物をおっ建てたりするわけだ。 人気のある土地は値上がりしたりしてね。 今はまだ、仮想空間の土地なんか買って何になるの? って意識の人も多いだろうが、 NFPはその間口にもなる。 大麻が覚せい剤の入口になるみたいに」 「うわあ。その未来、嫌だ、すごくありあり想像できる。 うわあ、サイアクだな」 サイアクなのだが、 嫌悪感を共有できたことで気分はマシ。
トキノの大筋が書けた。 ヤッター! 手応えある。 こっから推敲。まだ完成には時間かかるなあ。 でも時間かけるだけで進んでいく段階に入ったといえる。 時間かければかけただけ完成度も高まる。 なのに寝る前の30分は原神にあてた。 これが今の自分なのだな。
毎日少しずつ読み進めている昭和史、 ようやっと戦後処理に入った。 こっから特需、復興、高度経済成長期と 昭和のフィーバーが始まる…。
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