舌の色はピンク
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2022年02月01日(火) 理想的夢想の妄想、三島と石原、男像

晴れ。
寒い。あと2週間…あと2週間経てば気温が上昇し始める…。
花粉も飛び始めるけど…。

弁当はゴマ油で鶏もも肉とキャベツ炒めて
醤油塩砂糖オイスターソース黒酢入れて
ジャーッと強火にして水分飛ばしてできあがり。


夢想、理想、妄想。
出勤途中にも思うようになった。
どこを歩いていてもマンションがある。
そこでフラリと立ち寄って、
任意の部屋にオーッスと入っていてたらいいよなあと。
そういう部屋があったらいい。

やっぱ出入り自由が大事だ。
お店のいいとこってそれよね。開かれてる。
今からいいっていい?もないし、
ピンポンもない。
勝手に行って勝手に入る。勝手に帰る。
あれがいい。

本音の本音で、
今自分がやりたいことを真正面から捉えてみると、
来た人間に食事を振る舞うハウスの住人になりたい。
ここに来ればタダ飯にありつけるという空間。
貧乏学生も落伍者的なおじさんも
生活に倦んだ人妻も
趣味をこじらせた独身男性も
ここには何かあると信じてやってきた会社員も
暇をもてあましたフリーターも
小腹を空かせた子どももやってくる。
社会的弱者のアジール…という志向性を
帯びてしまうかもしれないが、
そのくらいのコンセプトを置くわけでもなく、
ただ、歓待の現場がほしい。
それは自分がほしいから。

ああ…こう恥も外聞もなく書き出してみると、
本当にそれは、夢のような空間だな…。
なにかこう、噛み合っている。
自分の理念と嗜好と生き様と目標と
能力と立場と…噛み合っている。

一時期カフェを運営したい、と思っていたけれど、
あれは目的じゃなくてきっと手段だった。
本当の目的意識はこちらだ。
家族でも友達でも仲間でも客でもない、
でも他人でもない、
そういう人間たちと
“そのときどき”で関係性を形成しては洗い直していく、
これが僕にとっての聖域だ、きっと。
いつかはできるんかな、
とりあえず目標が見えたから
そのいつかへ向けてやることやっていこ。


我が社にとうとう新型コロナの陽性者が出た。
よくここまで持ちこたえたなという感じ。
こっからボロボロいくんだろうけど。
第一号となる彼は営業部所属。
僕の部署とは関わりがほとんどないが、
まわりまわってということならば
どうとでも感染ルートはある。
今は互いにマスクをした上で同空間にいるだけなら
濃厚接触者とは見なされないらしく、
その基準に甘えて会社は何も手立てを講じないようだ。
なめとんのか。


多くの人にとって
血縁の家族が一個人として軽蔑の対象だったり
相容れない仲だったとしても
家族は家族として認めざるを得ず
捨て去ってしまいきれないように、
国においてもそれは似たようなことが言えると思った。
つまり、よくカンチガイのナンチャッテ左翼が
日本への不満、愚痴を並べて
アメリカではどうのドイツではうんぬんと語る様に対して
「じゃあ日本を出ていけよ」
って意見が飛びがちだけれど
生まれも育ちも日本なら
生半可な絶望ではそうそう捨て去れるもんじゃない。
それを、家族への意識と結びつけてみると納得しやすいと思った。
ふと思っただけで、だからどうって話じゃないけど。


帰り道は小説を読むつもりが、
妻の構って攻撃に負けてしまいクイズに付き合った。
妻が頭のなかに思い浮かべたキーワードを当てるというもので、
少ないヒントからガンバッてアプローチしてみたが、
一問目の「食べ物四文字」「タから始まる」(たこ焼き)
二問目の「漢字一文字読み四文字」「ある生物と組み合わせた慣用句がある」(餞)
三問目の「食べ物四文字」「私が好きな料理」「パ行から始まる」(パエリア)
いずれも最終的には答えられたものの、
カンが悪いなと思ったと帰宅してからなじられた。

夕飯は炊き込みご飯。
市販の混ぜて炊きゃあいいという製品に
昨晩からもどした干し椎茸とニンジンとタケノコを刻んで入れる。
醤油とみりんもすこし足した。
副菜の茄子は天ぷら風にした。
これにサラダと味噌汁。
うーん美味しい。
ちょっと多めにしたのにペロリだ。


石原慎太郎がお亡くなりになった。ご冥福をお祈りします。
やはりというか巷では功罪が話題になっている。
功罪。清濁。賛否。
プラスマイナスの絶対値が大きい人。
べつに取り立てて好きってわけじゃないにしても、
総合的に魅力のある存在であったんだとは思う。
しかし文学者としてはあまり触れられていない。
僕が印象深いのは三島由紀夫との対談で、
後輩にあたるものの意見をガンガン衝突させてて、
三島はユーモアにまぎれさせつつも
「君が共和制をとったらおれは君を殺す」
「ちょうど今日は真剣も持参してきている」
みたいな剣呑な言葉を向けていて
かなりヒヤヒヤする内容だった。
あんなに緊張感のある対談見たことない。
いや書き起こされた文章を読んだだけだけど。
でもその場に立ち会わせられているような臨場感があった。
そのちょっと後に楯の会で例のクーデターまがいと割腹やってるから
冗談が冗談になってないんだよな。


週末にネットから注文した荷物がどかどか届く。
一通り開けて、防災避難用リュック、サブのリュック、
スーツケースにとりまとめていった。
どえらい量だ。
それも6月にはまた開けて、見直さなければならない。
しかし、ただただリスクを回避するためとはいえそれでも、
ちゃんとしてるなあと他人事のように感心してしまう。

入浴前、中、後に三島の対談集をパラパラと読み直した。
つくづく面白いな…。
二十歳そこそこの頃に読んだ頃よりもずっと内容が汲み取りやすい。
ただ二十歳そこそこの頃の吸収力が当時めいっぱい
吸い取ってくれた成分を下地にせしめたから今これだけ読めるともいえる。


男の行く先、女の行く先について、妻と話をした。
妻の弁としては、
女性はこれからも女性の立場を向上させたり
守ったりするために戦い続けていくだろう、
しかし男性の方は自分たちを守るために戦えるのだろうか、
女性にはそのために戦ってきた歴史があるからいいが
男性の方にはその術法が蓄積されていないから
かえって困るんじゃないか、という。
ごもっともな話だ。
僕は、男性と一口にいっても、
大雑把に言って僕らより上の世代、僕らあたりの世代、
そしてこれから下の世代といる、
それぞれにとってこの問題は変わってくると整理した。
「下の世代だね。これから大人になっていく男の子たち。
彼らはすごく大変だと思う。
頭悪いような言い方しちゃうけどさ、
カッコイイ男って何?なんだよ。下の世代にとって」
なかなか深みのある論題に思えたので考えてみることにした。


明日は早起きする必要もないからと、
のんびり1時ごろ就寝した。


れどれ |MAIL