舌の色はピンク
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| 2022年01月25日(火) |
有休、寅さん、電車内暴行、小論文 |
晴れ。 今日は有休。しかも予定らしい予定もない。 のんびり朝食。 弁当作らないでいいと朝が楽。
普段はじっくり見れない、NHKのアサイチを 妻と一緒にアホ面で見た。 シミシミの大根を30分で作るには。 そりゃあ電子レンジ使うんだろうとわかっちゃーいたが 番組では粉末状のおでん出汁のもとを大根に振りかけてから キッチンペーパーをのせてラップして12分温めていた。 であとは10分煮て5分置いてできあがり。 ずっるー。 そりゃ美味いんじゃないのー。 でも今度やろう。
午前のうちにOKマート行って また大量に食料品を買い込んだ。 帰宅後、入浴。 長風呂して読書。 それから洗濯。 できる家事を一通り終えて しばし原神やった。
昼飯は焼きうどん。 キャベツとニンジン、しめじどっさり。 平日昼間に夫婦で飯を食べられるのは良い。 たらふく食らって、 眠気に耐えられないという妻を十数分だけ寝かせた。
映画鑑賞。 男はつらいよ。 子どもの頃に観光バス内の垂れ流しビデオで見たことはあるが 一本通して鑑賞した覚えはない。 何作か見てみるつもりでシリーズ一作目を見た。 渥美清すご…。 こんなにも鋭い口上切れるのか。 勢いづいたまくしたて、 たたみかけが気持ちいい。 寅さんの存在を理非ひっくるめてヨシとするには 現代に馴染んだ見方を一旦カッコに入れてやる必要があるが そもそも解釈のコードが自分の中にもあると気づいた。 親だな。 あれは実母がヨシとしている人間像だ。
寅さん90分で見やすいし5作目までは見てみたい。 でも最高傑作と謳われる17作目も…。そこまでなっげえな。 週に2本見ればあと2か月。ならいけるか?
映画見終えたあとはちょっと読書して ちょっとトキノ書き進めた。 夕方、妻が仕事を切り上げたタイミングで 西荻にDVDを返しに行…かなければならないはずが、 ここ数日賑わっている 「電車内で煙草を吸っている男を注意した高校生が 十数分にわたって暴行された」事件について 話し込んでしまった。 論点は世間での騒がれ方と同じく ・いかにも危なげな相手に注意をしにいったこと ・暴行されているのに周囲が止められなかったこと この二点が軸。 僕はこのニュースが報道されてから、 全国の多くの家庭で 子どもをもつ親たちが 「だから危ない人相手に指摘なんかしないように」 といった”正しい”指導をしているであろう教育について 掘り下げて語った。 妻は、周囲の人間が行動を起こせなかった現実と 静観した判断そのものの妥当性を受け入れながらも、 それでもなにか動くべきだったと主張した。 「だって、その後の本人にとって全然違うから。 “あのとき誰も助けてくれなかった”って、 本当に、心に大きな傷を残すと思うよ。 仮に、暴行がいきすぎて亡くなったとして…。 親にしてみても、 “どうして誰も助けてくれなかったんだ”って、 絶対やりきれない。 それがね、”助けようとしてくれた人がいた”だと、 やっぱり、全然違うと思う」 起こった事実と結果のみならず 心理心情に重きを置く見方はいかにも彼女らしい。 世の中捨てたもんじゃないといえる希望か、 世の中やっぱりそんなもんだとする絶望か、 検討するまでもなく希望に寄せる方が とうといに決まっている。
西荻へはDVDを返しに行くだけだったから 往復10分で済んだ。 ブランキーの不良の森が10分弱。 ちょうど1曲終わったところで帰宅できた。
東京、新規感染者数1万2000人超え。 2月末にある従兄弟の結婚式について 少なくとも妻が不参加となる旨を打診しなければならない。 僕の方はギリギリまでねばってみるつもりでいる。
夕飯は唐揚げ。 昨日の夜に冷凍してあった鶏もも肉を切りもせず 醤油塩コショウ生姜ニンニクの液ダレに漬け込んでおいた。 それを一口大に切っていき水分をとる。 今回はネギダレをかけていただくから いつもよりしっかり塩分まみれの水分を取っていた。 ボウルに薄力粉をドバッと入れて 肉にまんべんなくもみこみ、 さらに片栗粉をドバッと入れて 肉の表面にまぶしていく。 ネギダレは黒酢と醤油に砂糖を溶かして 長ネギ刻んで入れて煮詰めたもの。 肉をフライパンで揚げ焼き。 両面5分ずつくらい、かるく焦げ目がつくくらいで 油をよく切ってできあがり。 山盛りのキャベツに乗せる。 おぉうまいぜ…。 うまいけど僕はネギダレのビショビショ感が あまり好きじゃないからそのまま食べた。 が味の調整がうまいこといっていただけに、 そのままだとやや味が薄かった。 まあいいか。 本来は塩分抑えなきゃいけない身の上であるし。
だらっとなんとなくハートネットTVを見た。 健常者と障害者のふたりたび。 前半は男性同士、ヤンキーと車椅子生活者。 二人は旅先でALSの患者を訪ねていた。 車椅子生活者の方がSNS上で交信しているそうだ。 寝たきりではあるようだが自宅の設備が充実していて 視線の動きで文字入力ができ 即時読み上げ音声が出力されもするから それなりのコミュニケーションがとれていた。 できることは全部やっておくこと というメッセージを送っていた。 グッときてしまった。
後半はギャルと視覚障害者。 見晴らしのいい拓けた場所に出てきて 一面に野原を見渡せる光景を見たギャルが 「地球の半分くらい見えるー」 と言っていて これ出すトコに出せば まぎれもない名言だよなあと感心した。 彼女にとって地球の半分くらいに違いなかったわけだし この強固な主観は 詩の本質に迫ってる。
手作りのアジール、寅さんに言及している箇所だけ妻に読ませてみた。 面白い、と 大学一年生向けという感じだね、の二言。 貪欲さが足りない。
本読んでて小論文のことを思い出した。 高校の時きらいすぎた。 苦手だった。 当時すでにエラソーな文章は書き散らしていたし 能力的にはさほど問題はきっとなかった。 しかし、小論文という体裁、枠組み、望まんとするところが とうとうわからなかった。 意味不明だ。 あと多分、あれって手書きだから 文章を構成する脳の回路がまるで違っていた。 そして一秒も小論文のことを考えたくなかった。 小論文て言葉見聞きするだけで吐きそうだったな。
寝る前に読んでる日本語が危ないの本で ギャル文字やギャル文化について文人らが トークをしているさなかでの 高橋源一郎の言が面白かった。 「eggというギャル向け雑誌を購読してみている」 「読者投稿によって成り立っている文化がある」 「数年間追い続けて本を読んだ感想という投稿が一件だけあった」 「読んだ本は”世界の中心で、愛をさけぶ”。」 「感想は四文字」 「『意味プー』」 「衝撃と感銘があった。こんな簡単な小説も読めないのかという驚き」 「そして実は、この四文字で批評が成り立ってるんじゃないかと…」 異様にツボにはまってしまい、しばらく笑った。 意味プー。 ああ、いいな。意味プー…。
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