舌の色はピンク
DiaryINDEX|past|will
| 2021年10月31日(日) |
ハロウィンケーキ、映画、刺傷事件 |
9時起床。 9時! たっぷり寝た。 昨晩は就寝が3時を過ぎたとはいえ。 休日トーストをほおばって、一息ついてから 妻と庭に出た。 のんびりコーヒーをすするぜいたくな時間。 緑と土まわりはもう冬に近い気配で、 生き物の姿はすっかり見えない。 僕はどちらかといえば安心しているが 妻の方はかなり寂しいようだ。 カナヘビを毎日見たいらしい。
午前中はケーキの仕上げのためチョコレートに手を出した。 クッキーにくっつけるための。 また、ジェノワーズをカットしてみた。 うまくいっていた。 思惑通り二本がきれいに接続される形になった。 中断して昼飯。 きのこの雑炊。 今日は甘いもの食べまくるわけだし 健康的にしようと思って ほとんどきのこのダシ頼りに作ってみたら パッとしない味になってしまった。 せめてワンタンの皮を揚げたものを加えるべきだったが、 すっかり失念していた。
昼食後は再びケーキ作り。 BGMは先日借りてきた朗読CDにした。 太宰治の人間失格。 太宰の簡明な文なら音で聞いても問題ない。 何度か読んだ作品だしするする頭に入る。 朗読しているおっさんの声も抜群に上手だ。 だがケーキには苦戦した。 求肥はかなりイメージ通りの仕事をしてくれたが、 肝心かなめの顔が、うまく書けなかった。 コルネで絞るためのチョコが固かったのだ。 というのも、チョコを溶かした後に 生クリームで半液化するはずが、やや足りなかった。 昨日のうちにほぼ使い切ってしまったのだ。 同様の理由でチョコ細工も失敗した。 そのほか…細々とミスをしていて、 結果的には 見た目も味もイマイチという不出来に終わった。 何日も計画していたのに…。 美味しいは美味しいし、 見た目だって余人はまぁ褒めてくれるだろう。 だが僕はビックリさせたいのであって、 どれだけ頑張ろうとこれでは0点みたいなものだ。
ケーキをつまんでから妻と西荻へ。 雨が降っているのか止んでいるのか、 どちらとも言いかねる天候だった。 途中にある花屋に行きたいというから付き合った。 ずいぶん長々悩んでいるから僕の方は外で待っていたのだけど 会計時に呼ばれた。 持ち合わせが足りないらしい。 会計は4500円だった。 なんでもない日の、観賞用の花に4500円…。 ただ妻も禁煙に踏み切ったことだし タバコ代が花代にと思えばまぁ…まだ…。
今日はハロウィンにつき 仮装した子どもたちがちらほら見える。 どうやら地域のイベントで、 時間指定してお菓子を配っているらしい。 素晴らしい取り組みだけど 仮装の衣装がないコ、 用意できない家庭とかもあるんだろうな。 「なんでもいいんですよー」 とか 「数百円でできちゃいますよ」 とか 「手持ちのあまった布地でも、ほら!」 とか そういう問題じゃないのだ。 そういう問題じゃない。
駅前まで来て三井住友共同口座に預金。 610万円。 こうなると1000万まで遠いなという印象になってきた。 帰り道ダイソーに寄って防寒グッズなどを買う。 庭用のサンダルも買い足した。
夕飯はさばの味噌煮。生姜とネギ多め。 高野豆腐の含め煮。コンソメスープに浸して三つ葉添えて。 サラダには皮を焦がし気味まで炒めたパプリカを加えた。 さば美味しい。 ご飯が上等に炊けていればいるほど美味しい。
食後は映画を鑑賞した。 トルコ映画。卵。 なにが卵なんだかよくわからない。 音楽もなく台詞も少なく、 映像で魅せていく真面目な映画。 いい…映像がいい。 とくにドライブシーンがいい。 なんども車中からのフレームで ドライブのカットが入るのだけど そっから眺める建物の並びや 強い西日、遠くに望む街の光がたまらなく美しいし、 臨場感があるのだ。 映画の醍醐味と凄味を堪能した。 写真でも絵画でもない、 ホームビデオでもテレビでもCFでもない、 映画だからこそ実現しうる映像の妙味。 エンタメ映画はこうはいかんのだ。 何気ないシーンの一つひとつも空間を捉えている。 三部作があと二作控えてると思うと幸せだ。
あと先日見た アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督 (珍しく名前を覚えたからすぐ言いたくなる) の映画でも思ったけど、 こういう大人の男にはどうやってなるのだろう。 孤独で寡黙で低めの重みがあって…。 いやまず日本人の型ではないのだけれど、 つまらない人間や愚かな人間、 なんの面白みのない人間でも、 こうした大人の男にはなれるはずなのだ。 なんとなく、 新自由主義がはびこるさなかにあっては 達成されにくい人間像なんじゃないかと直感した。
鑑賞後、やはりエリック・ロメールも観たいと思い検索。 サブスクには嫌悪感あるものの ことここにいたっては アマゾンなどの大手じゃなければ一考の余地がある。 アートフィルム系ばかりを寄せ集めた配信サービスが きっとあるだろう…と期待してようやく一件、 ザ・シネマという、ミニシアター系特化のサービスに辿り着いた。 月額550円と割安。 これなら月に1本レベルでも高いとは思わない。 ただ、PCで観るなら面倒無いけれども、 テレビ画面で観るとなるとストレートにはいかない。 何より問題なのは作品数で、 観れる作品はわずか60ほど。 そのうち20ほどは観たことがあり、 20ほどには興味がない。 一年間で6600円払って 20本観るなら悪くはないけども、 作品選びにも偏りがある。 しかたないことだけど、監督作品でまとまってたりとか。 だから60作あっても、 監督作品で分けたなら20名分ほどだ。 世界が狭くなるし、選択の幅がない。 しかしとはいえ…うーん… どうあれ12月にしよう。
雨もあがったしDVDを返却しにTSUTAYAへ。 夜にとろとろ自転車こいでくのは気持いい。 だけれどそれは体感的な気持ちよさで、 それが気分にも影響しているだけといえばだけだ。 車の方は、…夜のドライブは、気分にダイレクトに接続される。 映画を観た直後だからなおさらそう思った。 今なお交通事故、車社会への嫌悪が強いから 到底そっち側に行こうとは思わないまでも、 自分の中にあるドライブ嗜好の欲求が久しぶりに吠えた。
今回は期日前投票したから実感うすかったものの 今日は衆議院選挙投票日。 蓋を開けてみれば自民圧勝。 というか立憲民主党が大敗。 そんなさなかに速報。 京王線で通り魔による刺傷事件。 一人重体で一七人が怪我したらしい。
電車内だから通り魔って呼び名がしっくりこない。 報道でも通り魔とは言っていない。 なにか別の呼称が要るのか。 今は、無敵の人と表現しておけば 無差別に他人に害なしたという意味まで汲み取れるけども。 しかしもっとカッコワルイ呼び名が要る。 無敵の人、は表現として優秀に過ぎて、 絶対そう見なされたくない、呼ばれたくないとは誰も思わない。 暴走族を珍走団と呼び変えたのは、 あれはかなりヒドイ…非人道的なやり口だけども、効果的ではあった。 しかし適した呼び名がパッとは浮かばない。 かなり大事だと思われるのだけども…。
久しぶりに割拠を書き進めるなどして 0時に入浴。
伊丹十三の本に、 イギリス人は紅茶を飲んでばかりいる…という記述があり、 それ自体はどこでも目にする情報で、 何かにつけ茶、茶、茶と かねてより本当かよと冷笑的だったけど 考えてみればこちらの生活だって似たようなものだ。 紅茶に統一こそされていないが、 アイスティーとコーヒー、日本茶とかわるがわる 何かにつけて飲んでいる。 ただ連中のすさまじいのは、 いちいち茶葉から淹れている点だろう。 やっぱおかしいな。
入浴後もすこしだけ割拠を書いて、 2時近くなってから寝支度をし、 妻に付き合って咲を読んで寝た。
|