舌の色はピンク
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2021年08月14日(土) 実家での一幕

で7時前に目が覚めてしまうっていう。
早起き健康スバラシーって思う一方で、
寝たのは2時半くらいだから単純に睡眠時間足りてない。
これで昼寝ができればいいのかもしれないけど
眠気だけあってなかなか仮眠もとれず面白くない。
でもショートスリーパーさんたちは
毎日睡眠時間2時間とか3時間とかなんでしょう、
うちの母親も単に不眠症で
何年間も毎日2時間くらいしか寝てなかったらしい。
休みとなれば昼まで寝ていたころが懐かしい。

昨晩から強い雨。
九州では災害が心配されている。
広島に住む妻の祖父母が心配されたが
広島市はまだマシなようだ。
夜に電話をかけることにした。


昼飯は焼きそば。
ただでさえハイカロリーの要注意飯だが
毎回妻のおねだりに従い渋々天かすを入れてしまう。
うちではフライパンを二つに分けて…
という調理法は一度ここに記したか。
一度書いてりゃあいいよな。
毎度毎度どう調理してるか書く労力もばかにならねえ。


何ヵ月ぶりかに実家に行った。
バスで一本、自転車で50分ほどの距離に位置しており
月に一度は帰ってたわけですが
コロナ禍では控えざるを得ない。
ただ今日は、実家に届いている書類を回収する目当てがあり、
さらに数か月分の金を置いていきたいのと、
ついでに親が留守なのだ。
本来は顔見せ自体が目的にもなろうが
この時期ばっかりは会わない方が都合いい。
小雨の時間帯をねらって傘をさしたまま
ゆっくり自転車を進ませるのは体力を使う。
足への負担が高くなるが
これはこれでちょうどいい運動になる。
さて家に着き鍵を開け手を洗い、
リビングで必要書類を取り出し
どうせならここで書いてしまえと筆を走らせているところで、
トイレから出てきた次兄と目が合った。
次兄は実家暮らしで、僕とは全く仲悪くないが、
お互い無駄口を利くことはない。
挨拶もしない。
このときも目を合わせた一瞬後には無言で去っていった。
それは別にいいのだが、
相手の目線に立ってみると、だいぶ怖かったように思える。
なにしろ今日僕が実家へ寄ることは伝えてないし、
母が留守だから今日は家に一人の休日かーと
のんびりトイレに入ってるところへ、
玄関を開け無言でリビングに立ち行く物音…。
トイレ出たくねえー。
と思った。自分だったら。
しかし目が合ったっつってもあんな一瞬で
僕はマスクしっぱなしだったし
椅子に座ってたから背格好もわからなかったろうし
ちゃんと自分の弟であることは視認できたんだろうか。
あの次兄は不審者が家に入り込んでても放置してそうなフシすらある。
僕よりずっと立派に社会人してるはずではあるんだけど。

帰りものんびり自転車を走らせた。
なにしろ安全第一だ。
片手に傘を構えたままじゃ自分が事故に遭いやすいのは勿論
油断したら通行人にも不安を与えてしまう。
事故にならなくても
相手に不安を与えた時点でダメなので。
ことさらに人通りが少なく道幅が広い路地を選んで
ゆっくり帰りました。


野方の外れに数ヶ月前開店した洋菓子店、
折悪しくオープン直後に緊急事態宣言が発令してしまい
休業状態にあったけれど
今日よぎったら開いてたからシュークリームを買った。
2コで840円。
手痛い出費ではある…本が一冊買える…
でもシュークリームは勉強にもなるから…と自分を納得させて買った。


夕飯はラタトゥイユ。
といってもほぼ余りものでやったから
ナスはあってもズッキーニはない。
ニンジンだけ先に雪平鍋にトマト缶半量で煮ておき
フライパンの方ではオリーブオイルでニンニク熱したら
玉ねぎ大の半量を切って投入、熱が通ったら鍋の方に入れて
今度はパプリカを炒めてやはり熱が通ったら鍋へ、
最後にナスを炒めて鍋に入れて塩とブラックペッパーで味付けて終わり。
薄味。ニンニクと野菜のうまみでしっかり味わえる。
いつも鶏肉足しちゃったり
美味かった。

夕飯作りながら
つけっぱなしにしてたテレビで
ミーシャが歌ってて
あぁもう全然好きじゃねえなあと思った。
いや好きであった時期があるわけではないのだけど
本当に歌が上手い人だナーとほれぼれするところがあって
この前のオリンピコー開会式でも
おぉこの人の歌声の君が代聴きたいぜ
と思ってちゃんと聴いたのだけど
これが全然響かなかった。
なんというか
こっちは
うまーいって感心したいのじゃなくって
すごーいって感動したいのだ。
あの場がまさにそう再認識せざるを得ない
表面的な演芸に終始していたから拍車かかった。
世界に通用するとかどうでもいいし、
そんな評価基準をブッとばす新奇さ、
言語表現の追いつかないすさまじさ、

求めてる。
って多いんじゃないですか。
僕はそうだ。


夕飯後、妻が彼女の祖父母へ…というか祖母へ
電話をかけている間に洗いものを済ませ、
遅れて電話口に登場しようかと構えていたら
あっさり通話を切ってしまっていた。
住まいのあたりはあまり心配なさそうらしい。
避難経路も把握しているようだ。
足が悪いようだから心配なのだけど。


シュークリームめちゃんこ美味しかった。
クリームが、なんだこれは、黒蜜?を含んでいるのか、
濃厚なんだけどしつこくなくて、
甘みが口内でしっとりふくらむ感じ。
再現できる気はしない。
参考になるようなならないような。
まあ再現できないからって勉強にならないわけじゃないからな。
840円の価値は十分にあった。


満を持して、三体の最終巻を読んだ。
読み切った…。
読み切るのが惜しかったけど結末まで辿り着いてしまった。
結末まで辿り着いてしまった。
結末まで辿り着いてしまった感に支配されて
結末まで辿り着いてしまったとしか言えなくなってる。

クライマックス読みながらほんの一瞬だけ、
宇宙という極大マクロのスケールと
自分という極小ミクロのスケールの対比が
経験的に実感できる感覚を味わえて
それだけでもこの長い物語を追ってきた甲斐があった。
もう読み直しても実感はできない。
ただ実感した瞬間の記憶を掘り返すことはできる。
恐怖中の恐怖。
たまに思い返してゾッとしよ。


れどれ |MAIL