舌の色はピンク
DiaryINDEX|past|will
| 2021年04月19日(月) |
生きる意味、生きている意味 |
知らない土地にいって記憶を失いたい。 知ってるものが知らないもののように感じる、 ジャメビュ的感覚は好みだ。 あれも異化の一種だろうか。 難しいことはなくて、 たとえば旅先で食べるカップ麺は 知ってる味であるにも関わらず 新奇の意味が迫ってくる感じがする。 今、あれを欲してる。
NHKの逆転人生、 いつも番組構成のあくどさにイライラしてしまう。 嫌なら見るな は正論でもなんでもない。 いろいろつつきようはあるけど とりあえず "嫌"で一くくりにまとめられるほど ネガティブ感情は単純じゃないし。
今日は脱北者の女性の半生を追っていた。 脱北にあたってはそれを専業としている ブローカーを頼るものらしい。 でもブローカーが道中で悪さを働いても露見しようがないし、 人身売買やレイプなどの危険は十二分にあるそうだ。 で、そういう恐ろしさを存分に紹介してから、 今回の彼女がその道中、メコン川を渡る際を振り返って、 「そのときブローカーは、 私たちを恐ろしいところへ連れ出そうとしていたのです」 と述べる。 こんな引きをされたら ブローカーがどんな悪さを…と疑りながら見ることになる。 実際には、ワニがうじゃうじゃいるところを小舟で渡ると。 警備の目をかいくぐるにはそこしかないからと。 …別に全然ブローカー悪くないじゃん!(今回は) それどころかはした金だろうに ブローカーごと命かけて川渡ってるし。 つまり番組の都合で そういう引きをさせたわけです。汚い。本当に汚い。 仮にそのつもりがなかったなら 単純に構成がへったくそだ。 でもそのつもりだったろうけど。 引きのためにやってた。確実。
その後彼女は韓国で、 北朝鮮出身の女性と韓国の独身男性を引き合わせる マッチングサービスを開始。 意外にも韓国男性からの問い合わせは多かったそうだ。 ワールドカップのときの美女応援団が報道されて話題になってたとか。 でも実際に合ってみると、女性は第一声から年収をたずねる。 じっくり仲を深めていきたい韓国男性は面食らうとのこと。 それを彼女は説得する。 もう絶対にみじめな生活に戻りたくないからなのだと。
僕が面白いなと思ったのは、 きっと韓国男性は、北朝鮮女性を下に見て登録してきてるのだ。 下に見て というのはつまり、 求める幸福の水準が低いだろうから おれでも幸せにできるだろうとか、 おれでも優良物件扱いになるだろうとか、 そういう相対的な目で場に臨んでる。 で、蓋開けてみたら第一声から年収。 ここにはドラマがあると思った。
会社の引っ越し先を見学した。 真新しいオフィスだとか立地だとかはどうでもよくて 席だけが問題だった。 どうやらこれまでのように 後ろが壁 というわけにもいかなくなるようだ。 仕事を人の何倍かこなしてから 仕事中に仕事ならざるあれこれをするのが この会社に居続けるメリットだったけど それすらなくなりそう。 ウーン面白くない。
自分の引っ越し先は見つからない。 ゆるゆる2年くらい探してるし この半年はかなり本腰入れてるけど見つからない。 なんとか石神井公園に住みたいのですが。 きれいめで広めの。
ローストビーフサンドうまい。
読みもののために ならず者を列挙していきたいのに 自分が敵視するようなならず者って もうあんまりいないみたいだ。 それなりに強くなったし ならず者たちの事情も見通してやれるから 敵として純化しない。 でもその構造自体を主題にできるかな。どうかな。 憎み切れない連中でも憎んでいいのかどうか。 憎むべき連中を愛してもいいのかどうか。
オーオーオー。
あなたが生きる意味はと問われたら 即答できるつもりでいたが よくよく考えてみればそれは 生きている意味 であって 生きる意味 とはまた別かもしれないと思った。 その違いは死を念頭に置くことで引き立つ。 生きる意味は 死を想定してみてやることで像を結びやすい。 生きる意味。 ありていにいえば、死に意味を与えるためと言えるだろうか。 よくいう話、死が到来したときには自分はもう無に帰している。 死は経験できない。 つまるところ、自分の死に意味を与えうるか以前に、 死は自分にとってのすべての意味を剥奪しうるのだから、 この答えは答えとして成立していない、と言えるかもしれないが、 死が自分にとって経験しえない事象であると前提しているからには、 それを語ろうとしている時点で、 生きている自分にとっての未来における死を仮想しているに過ぎないと あらかじめ話題を限局しているわけだから、 その意味において、 今生きている自分にとって、 やがて到来する死に意味を与えてやれるという実感さえ達成できれば、 これは成立するのだと思われる。
|