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■ まんなかでいられたら
BS再放送のあまちゃんと比べられて気の毒ではあるけど、それにしても酷い今期朝ドラまれ。最低の底の底をさらにダフる勢い。なんという大泉洋と田中泯の無駄遣いでしょう。洋ちゃんを嫌いになりたくない子猫ちゃんたる私は、けっこう前から離脱してしまっている。見なくなってからなんであんなに不愉快だったのかな?と考えていて、先日何かの記事で「脚本家はもともと社会派なのにコメディをNHKに要請された(大意)」ってのを読んで、ある意味納得した。その推測記事が正しいのかは知らんけど。 お笑いに愛も理解もない人が「笑いってこんなもんでしょ」と高を括って書いた感ありありで、「バカにしたら人は笑ってくれる」という思い込み、思い上がりがドラマのすみずみまで透徹していたから不愉快だったんだな。お笑いだからって何もかも軽んじていいわけではない。むしろ真逆で、人が笑うのはその裏にどうしようもない悲しみがあるからだ。過去の朝ドラでおそらく一番コメディ要素が強いあまちゃんは、どうしようもなく悲しい人たちの人生、悲しいできごとたちを重んじて、くだらなさをふくめて愛しきった話だと思うの。だから海女やアイドルを冒涜している、という批判は出るはずもなかった。脚本家に笑いのセンスがなくても、せめて真摯であれば方法論と構造を研究して模倣することはできる。笑いの前には愛があって、愛の前には悲しみがある。いきなり笑いを生むなんて傲慢だって、しろうとですら知っているよ…。
と書きつつ今年はバナナマンライブに行かない夏ですが、三十路半ばの誕生日をどのように過ごしたかというと夜半ワイン片手に押しかけてきた里帰り中の幼馴染(3児の母)に明け方まで居座られて白目。私もう酒飲めないんだって…。でも結局けっこう楽しかった。同じ場所で同じ時期に生まれて同じように育っても、いろんな人生があるね。つい最近まで新幹線だいすきだった長男君がいつのまにか恐竜&巨大海洋生物に目覚めていて、私の出番ですね!と俄然はりきっている。画像フォルダが火を噴くぜ。
2015年08月12日(水)
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