ヒルカニヤの虎



 眠った街との眠らない関係

今週は泊まりがけで東京の西のはずれまで取材旅行。
21‐22日の日程だったので、ザ・ギース&ラブレターズ30日間日替わり興行「浅草のニュー喜劇人」初日行けるやんけ!といそいそチケットとって行ってまいりました。ザ・ギースは4〜5年前のシティボーイズ公演以来だし、ラブレターズはまともにコントを見たことはない。ただただ#カリスマラジオ(※ラブレターズのオールナイトニッポン0)が好きというその1点のみの引力です。

会場のあさくさ劇亭に迷い迷いたどりつくと、そこはお茶の間並みの広さ。人家の1階を開放しているので、本当にお茶の間なんだそうな(楽屋は3階、2階は支配人のご家庭)。客はギッチギチに詰めても30人前後しか入らないそうで、久々のライブなのにまたどえらいディープな場所に足を踏み入れてしまったぜ…と若干後悔するスーツに大荷物のわたくし。
ザ・ギース尾関氏の開演口上(なぜか高佐氏のピアノ伴奏「キネマの天地」つき)で幕をあけたのですが、部屋が狭いぶん演者との距離も近く、ほんの1m先でコントや演奏が繰り広げられる謎空間。各コンビ4本ずつ毎日新ネタを下ろしていくんだそうです。総じてザ・ギースのほうが笑いに貪欲であり、時事ネタやメタを大いに取り入れて会場を沸かしていました。つっても30人だけど。ラブレターズは笑いよりもまず世界観をちゃんと作り上げたい感じ。でもまだ演技力先行で笑いの種類や人物造形としては手数が足りないのかなと。
ラブレターズ塚本君のカミカミの終演口上のあとに舞台上で打ち上げがあり(演者はヱビスビール、客はラブレ)、反省や楽屋トーク、これから千秋楽までの44公演中にやりたいことなどを。溜口君はピアノ、塚本君は腹筋割り、高佐氏は股割り、尾関氏は愛情を込めておいしいカイワレを育てるそうです。
その後さらにユーストでゲスト発表など。えっライスと犬の心としずる村上出んの!?じゃあかたつむりとカリカも出せよ!てことで来週も東京の取材にひっかけてライスゲストの昼公演を見に行く所存です。もうチケットおさえた。企画的には犬の心ゲスト回の「高佐に勝ちたい男たち」も見たいが、こればっかりは仕事の都合でどうしようもないしな。…というか押見さんは確実に高佐氏に劣等感ドロドロだと思いますが、いけやさんは普通にイケメンでハイスペだからな!?日体大卒で運動神経抜群だし、料理はプロだし性格は菩薩だし演技もダントツで上手いからな!?※塙さんは芸人で唯一いけやさんだけ贔屓しています。
高佐氏については同い年でピアノ弾けてドラム叩けて手品できて早稲田理工、というところまで知った時点で「好かん」の烙印を押しました。

ちなみにザ・ギースは〜氏、ラブレターズは〜君で表記していますが、それほどに体格差がすごかったです。ラブレターズは2人とも162cmとちびっちゃく、尾関氏は189cmの巨神兵。見た目ただの子どもと大人。移動中にKindleでハイキュー!を読むのが最近のトレンドな私にとって、この身長差は衝撃的であった。あーこれは無理だわ、162cmのMBがいくら跳んでも普通は189cm相手ならドシャット喰らうわ…。

2014年05月23日(金)
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