ヒルカニヤの虎



 青いのか白いのか

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■base9月公演‘マニア道オールナイト’2010/09/03/Fri_24:00-@baseよしもと

やっと準決勝。本筋じゃないとこで笑い転げてる場合ではなかった!すでに疲労困憊です。

準決勝 A組
・ナターシャ 「サブタイトル道」○
・前野 「発明道」
ナターシャはクオリティを落とすことなく、手堅く「はぐれ刑事純情派」サブタイトルで構成勝ちのプレゼン。
前野はついにキャラが固まった!と意気揚々と登場したものの無口キャラだったためにプレゼンが成立せず、すぐ以前のフワフワに戻っていました。解説から「ちゃんとしてください」と注意をうける前野。発明は歩きタバコを注意されないために靴にスタンド灰皿を装着したもの(警官にみつかったら立ち止まる→簡易の公衆喫煙所に!)、ベッドでテレビを観ていておかんに「主電源を消せ」と怒られたときのためのロングのスイッチオフ機。反対側の先にはマジックがついていて、主電源の緑ランプを塗りつぶすことも可能です。爆笑した。
私は前野のほうが面白かったんですが、ミスのないナターシャの勝ち。やっぱり問題は安定感か〜。

準決勝 B組
・野村 「THEE MICHELLE GUN ELEPHANT道」○
・近藤 「B級喫茶店道」
野村、初戦とまったく同じ登場でハイネケンにバラをさす。準決勝で紹介するのはチバのおっちょこちょいなところ。ロンドンツアーで「ここ何県?」と問うたチバ。空港の入国カウンターで免許証を出して「海外ってこれでいけねぇんだな」と呟いたチバ。いい大学出てるチバが「オレ学がねぇから」って言うから何かと思ったら「(京都にあるライブハウスの)磔磔って字が書けない」そんなんみんな書けねえよ!野村絶好調。最後はやっぱり「Thank You Rockers!」
近藤はまたも「カランコロンカラン♪」でお盆もって登場、あ、彼の服装はバリスタっぽいのです。初戦で紹介したカラオケ喫茶での先客木藤さんとのカラオケラリー、五番街のマリーへ→巡恋歌。しかし今ひとつボケの爆発力がなかった。
決勝選はナターシャvs野村に決定しました。28期vs30期という若い力の台頭、そして奇しくも人間を愛した者同士が勝ち残ったマニア道。この時点でおそらく4時だったかと思います。


決勝前のおたのしみ、「夜のマニア道」4時過ぎからのピンク照明。えぐい!
・サイドエイト水城 「熟女道」
・ツジカオルコ 「ローション道」
・スーパーマラドーナ武智 「下ネタ道」○
・ウーマンラッシュアワー村本 「ゲス道」(東京で仕事のためV出演)
熟女道の内容はあんまり覚えていないのですが、とにかく佇まいが物凄かったサイドエイト水城。九州のゲスすぎるおいちゃんキャラ。あれをマネできるのはじかちょの河本くらいだと思う。あとで調べたら4つも年下と判明、驚きで倒れかけました。そんなわけない!!
ツジカオルコのパンチの効いたつかみ「私たちの時間はチケット代に含まれていません」えぐいエロで客席が引いても関係ないと言いきるツジカオルコ。業務用のローションを水で稀釈し、目に見えないほどの高速回転で泡立ててゆく。出来上がったローションで大根を強めに洗って、最後は先端を折っていました。男客爆笑。橋本「これyoutubeで流したほうがいいんじゃないですか?」地上波では無理だからね。
武智は4時を過ぎての初登場、新しい体位を考える下ネタ道。「高層ビルから裸の女が飛び降り、下で裸の男が待ち構えている体位」=「浪漫飛行」をはじめ、基本は武智らしい中坊的発想なのですが、「ベルトコンベアーに裸の女が脚をあげて仰向けに寝転び、ベルトコンベアーの終着点で裸の男が待ち構えている」=「工場の突き(荒城の月)」では解説の橋本が感嘆の声をあげていた。確かにうまい。叙情が感じられた。よほど悔しかったのか、自他ともに認める「うまいこと言い」の橋本が後々まで引きずっていました。
最後は村本のゲス道VTR。東京の仕事で六本木アイビスに宿泊中の村本、VTRはスーマラ武智をこきおろすみみっちい芸。前の3つが振り切っていたため、客席にはカスリもせず。そもそも村本のゲスさは「夜の〜」ではないと思います。
そこで武智による村本inアイビスどっきり電話。3回鳴らして留守電、4回目に出た寝起きの村本。人の名前出しといてスベんな!という元ヤンまるだしの武智の恫喝に、ヘラヘラ笑い+タメ口から敬語(おそらく正座)へと変化していくヘタレ村本。たしかスーマラは22期扱いだったと思うのですが、同期に敬語つかうのか村本...。しかし朝4時に「baseにおられへんようにしたるからな!」はマジ怖い。
最後に「お客さんにひと言」と振っておいて、村本が話してる最中にブツッと通話を切る、武智の100点満点のサドっ気をみた。実況・解説席がおおいに揺れました。

続いては細かすぎるモノマネ道。
クロスバー直撃、藤崎マーケット、ビタミンS等でレッカペ形式の共演。ぜいたくー。


決勝
・ナターシャ 「サブタイトル道」
・野村 「THEE MICHELLE GUN ELEPHANT道」◎
ナターシャはネタ切れというよりは眠たかったみたい。だいぶ甘噛みしてました。キレのあるカツゼツとテンポのよさで勝ち上がってきただけに、決勝でこれは残念!
対して依然気合い入りまくりの野村。ちょっとテーマが思い出せないのですが、紹介してたのはLEMON CRAZYのMC(チバ「レモンと呼ばれる人は…いい匂いがすると思う?それともスッパイと思う?」 客「いい匂い〜/すっぱい〜」チバ「甘酸っぱーい!!」)、KIKI The Pixy(あれ?春雷だったか?)のMC(チバ「京都に妖精はいますか?京都の春はいつから?」客「四月〜!」チバ「俺んとこと同じだ」)にツッコミを入れるのと、歌詞はどうやって書く?という質問に「…勘。」と答えたチバ、だったかな。最後は確かロンドンツアー時のMCをもろパクっていたような。狭い!客のうち何割がわかっていたのだろう。
しかしこれはプリマ旦那野村師範の圧勝。優勝トロフィーが授与されました。野村「今日は朝からNGKの幕前なんで、そのことで頭がいっぱいです」しかし依然としてチバ口調のまま(笑)とりあえず東京にお住まいの方はグランジ遠山さんに知らせてあげてください。「THEE MICHELLE GUN ELEPHANT道」東西対決が観たい。細かいこと言うとKIKI(か春雷)は解散後のThe Birthdayだし、LEMON CRAZYはたしかROSSOだからミッシェル道ではない。しかし気持ちわからんでもないので、今後プリマ旦那を応援します。

楽屋中継に切り替わって、8面−4のクッパ前で待機していた宮戸。おおおすげー。宮戸さんは都合3回挑んだそうです。そんな宮戸のために励ましのキン肉マンポージングin駒野。ツボに入って笑い崩れる宮戸。駒野は途中からまったく素顔が出てなかったけど、たしかな爪痕を残しました。しかし宮戸はクッパに勝てず。残った基で8面最初からやり直そうとするもタイムオーバー。
趣味に格闘ゲームを選んだ田中はダルシムコスで登場、相方の武智に戦いを挑む。私ゲームわかんないんだよ。どうやら武智はギリギリまで互角と思わせるような戦いをしていたようで、最後の最後に畳み掛けて光が出まくるすさまじい勝ちかたをしていた。武智「泳がせてただけです」。容赦なし!それでも互角に戦えたと思って興奮さめやらぬ田中、両手が震えていました。田中おもろいわー。マリオ全面クリアならず、悔しさを抱えた宮戸さんは朝のラジオのために街に出て行ったそうです。

そんなこんなで5時、おなかいっぱいのオールナイト。
次も絶対に行きます。

2010年09月04日(土)
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