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■ あなたのうわさを聞くことがある
涙が出るほどおもしろくて、パンダ目になったマニア道オールナイト。 終演後、白々と明ける堺筋を自転車で疾走しながら多幸感にあふれていました。大阪で〜生まれた〜女や〜さかい〜♪
■base9月公演‘マニア道オールナイト’2010/09/03/Fri_24:00-@baseよしもと
イベント5回目のマニア道は、base芸人たちがマニアなジャンルを1分間でプレゼンしてゆくシンプルなトーナメント戦。プレゼンには映像・フリップ・道具、何を使ってもいい。客全員にジャッジのための赤・青・黄の紙が配られます。 5時間のイベントなので各試合の間に企画やゲーム的なものが挟まれるのですが、これがもう120%妥協なし・逃げ場なしのザッツエンターテイメント。 これまで見てきたオールナイトイベントのなかでダントツで笑った。 残念だけどこのおもしろさは文章じゃ伝わらない。DVD化してくれたらいいのに!でも絶対DVDにならないから書く。長いよ。
トーナメントの実況はビタミンSお兄ちゃん、解説は銀シャリ橋本と藤崎マーケット田崎、ゲスト解説にビタミンS妹マイコこと藤原紀香。なんという安定感。 ちなみにトーナメント裏の楽屋では、GAG少年楽団の宮戸が5時までにファミコンでスーパーマリオ全面をクリアすべく挑戦中。さらに無趣味のスーパーマラドーナ田中が5時までに趣味をみつけるべく、雑誌やマンガなどさまざまなものを探り中。とりあえず最初はananの占いエロページを見てた。田中おもろいわー。
1回戦Aブロック ・学天即 奥田 「選挙道」 ・かまいたち 濱家 「ONE PIECE道」 ・ポラロイドマガジン ナターシャ 「サブタイトル道」 ○ 登場から役に入り込んでいる3人。奥田は鬼気迫る街頭演説スタイルでマイナーな党名を紹介。例:「日本愛酢党」「原発いらない人びと」「全日本ドライバーズクラブ」など。どれも大局の政治的な主張ではないので、もちろん当選しません。奥田の街頭演説スタイルがツボにはまってもう。 濱家は気合いの入りまくったロロノア・ゾロの扮装で登場したものの、ゾロの登場シーンをフリップで紹介するという普通すぎるプレゼン。え、みんな知ってるでしょ?10巻までもたなかった私ですら知っている。当然笑いどころなく、地獄の空気を作り出していました。冴えていた実況「(扮装が)ラーメン屋の店主のような…」橋本「寸胴鍋が見えますね」寸胴て。 最後は映画監督コスで決めてきたナターシャ。黒澤明監督へのオマージュのようです。でもマニア道は「はぐれ刑事純情派」のサブタイトル。「潜入捜査!ホストになった安浦刑事」「ソープランドから拉致された安浦刑事」みたいな、昔のドラマの変わったサブタイトルをうまく構成していた。 結果は1票の僅差でナターシャの勝ち。あああ奥田の選挙道もっと見たかったなあぁ〜!他人のプレゼン中、小沢一郎(国会中に他人の話を聞いているしかめ面)をずっとやり続けていた奥田のプロ根性。
1回戦 Bブロック ・ソーセージ 藤本 「女装道」 ・高田コーポレーション 大貫 「魔女っ子道」 ・クロスバー直撃 前野 「発明道」 ○ 女装で登場した藤本、女装のすばらしさを語る。後輩の吉田たち(双子の漫才師)を女装させ、目覚めていく表情の変化を紹介。最後はbaseのプリクラ(なぜかかりんとう編)で2人でパチリ。 東京からきた大貫さんはスタジオぴえろの魔女っ子アニメを紹介。BABYのお洋服っぽいの着てた。おもしろかったのに、緊張してはったかな?惜しかった。昔の魔女っ子アニメはだいぶ設定がおかしい。 博士コスで登場した前野は段ボールに山ほどの発明品。キャラが決まっておらずフワフワしていましたが、電車のなかで役立つ発明品を紹介してくれました。本を読むため両手をフリーにする頭固定用吊革にはじまって、満員だった場合の可動式吊革(点滴スタンド応用)、最後は吊革2つにベルトから2本ひもで板を吊るおばあちゃん用椅子を披露していました。1分終わってもまだまだ箱には楽しそうながらくたが入っている。「これは次にお見せします」卑怯! ということで終始フワフワしていた前野の圧勝。これは順当だった。
1回戦前半終了で、プロレス道師範組み手。 ルチャダテリブレによる演舞です。 解説はGAG宮戸で、3番勝負は以下の通り。 低周波治療機 × ちゃぶ台 ◯→ちゃぶ台返しからの押さえ込み 寿司 ◯→すし職人ダイシ(バカンス食堂)の反則負け 爆笑しましたが、イベント5回目にしてついに勝ち越したらしいルチャダテリブレおめでとう。 もとキンデルダイクのダイシにどよめく客席に対して橋本「マニア道に来る客はちょっと違いますね〜」たしかに。
1回戦 Cブロック ・さかなDVD 花岡 「オシャレ道」 ・祇園 櫻井 「Mr.Children道」 ・プリマ旦那 野村 「THEE MICHELLE GUN ELEPHANT道」○ チャラいファッションで登場した花岡、ママカジ(母親が買ってきたカジュアル)の相方・中西をコーディネート。 櫻井はTomorrow never knowsのPVの服装で登場、「名もなき詩」をチャゲ&飛鳥の飛鳥とミスチルが一緒に歌っているDVDを紹介。変則なリズムと飛鳥の粘っこい歌い方がまったく合わず、苦笑しているミスチルメンバーが見もの。しかし説明に手間取り、1分に1ボケしかなかったのが惜しかった。 野村はWORLD GEAR BLUES TOUR時のチバのオールバックで決め、目尻をセロテープで吊り、顔面を痙攣させ続けるという念の入りぶりで登場。発声も喋り方もチバユウスケで、だいぶ練習してるよこのひと。プレゼン前に演説台にハイネケンの空ビンを置き、バラの花をさして「去年天国に行ったアベに」うん、今年だから許せる。プレゼンの内容はインタビュー等からメルヘンなチバの言動を紹介する。「(シャズナの)イザムをどう思う?」と聞かれて「あいつはうんこもしねぇよ」と答えたチバ。「怖いものは?」と聞かれて「河童」と答えたチバ。「いねぇよ」と一刀両断したインタビュアー(これロキノンの山崎さんだよね)。プレゼンの締めは「Thank You Rockers!」に、にくい!大好きだバカ!欲を言えば七夕短冊の「船になりたい」も入れてほしかった。 これは野村の勝ち。学天即奥田が消えてしまってから一直線に野村を応援するわたくし。
1回戦Dブロック ・さかなDVD 中西 「あしたのジョー道」 ・ミルクボーイ 駒野 「ボディービル道」 ・ビーフケーキ 近藤 「B級喫茶店道」○ なんともいえないダサいボディにボクシングの扮装で登場した中西、なで肩。あしたのジョーのおかしなコマを指摘する。昔のマンガは治外法権だな…。 マッチョな駒野は肉体だけで笑いがとれてしまいます。紹介するのは「月ボ」こと「月刊ボディビルダー」の広告欄。 前回優勝者の近藤は「カランコロンカラン♪」の出囃子で登場、今回はカラオケ喫茶の店内を紹介。次回への期待を煽る手法で、これは近藤の勝ち。
2回戦に入る前の企画、敗者のなかの敗者を決める「知ったか王決定戦」。 奥田の選挙道がやっぱりおもしろかった。今回は政見放送で、冒頭で歌うマイク真木と、5分の持ち時間ほとんどを歌い続ける内田裕也。櫻井のミスチル道はさらに飛鳥ネタ。歌詞を全然たくしこめないでごまかして終わる。これ面白いけどミスチルのマニアじゃないよな。駒野は6月に出場したボディビル大会の模様をビデオで紹介。おもしろかった!ボディビルダーの中に入るとまだまだな駒野、全然アピールできてない(笑)。 知ったか王は再び地獄の空気を作り出した濱家になりました。順当。
さらに企画「Tryマニア道」 超若手が次回出場権をめぐって戦うコーナー。MCのタナからイケダの目がトんでいて怖い(笑) ・ズンズンポイポイ 「暴走族道」 ・中山女子短期大学 「野菜道」○ ・ジッテリンジン 「マラソン道」 ・鰻 「ききりんご道」 土肥ポン太の八百屋でバイトしている中山女子短期大学が次回出場権獲得。きゅうりのアク抜きなど、普通にお役立ち情報でありがとう。 天然鰻はききりんごで答えを外していました。
ここで15分休憩だったかしら。 休憩中ずっと楽屋の宮戸・田中を中継してくれるので、席を立たずに見てました。マリオの7面−4まで進めていた宮戸(超早いらしい)、わちゃわちゃしてた田中に足でリセットボタンを押されてしまう。ギャー!もちろん最初からリトライさせられるのです。絶望のなか中継終了。
休憩終了、タナからイケダの前説で声出し。 なんと次の演目は「クロスバー劇場」!やった! 出演は天津向、クロスバー直撃(脚本・演出も)、稲垣早希、ガリガリガリクソン、高田コーポレーション大貫、ビーフケーキ、モストデンジャラストリオ、ポラロイドマガジンナターシャ、銀シャリ、学天即四条、ジッテリンジンの金髪、がっきー、藤崎マーケット、ミルクボーイ駒野、だったかしら。 新喜劇なんですけど、こんなにキ印な新喜劇見たことない。ストーリーもくそもなく、兄芽村で行われるダンス大会でアニメキャラが踊るくだりが白眉。がっきーが三井・キラ・カイジの3役をやっていてえらかった。大阪のお笑い好きはカイジ読まないのか、「ざわ...ざわ...」を背負ったカイジがスターサイドホテルの鉄筋渡りを再現したときクスリともしなかった驚き。 学天即四条が死人の顔色でパラパラを踊り、銀シャリ橋本が「ギンギラギンにさりげなく」を熱唱したくだりで酸欠で倒れそうになりました。 しかし本当の山場はここじゃなかった。ボディビルスタイル+筋肉マンかぶりものの駒野が筋肉マンのOPにあわせてゆっくりボディビルのポージングをしたとき、もうこれ以上笑えないほど笑うと真顔になることを知りました。深夜らしい破壊的なおもしろさ。楽屋の宮戸がツボにはまりすぎてゲームオーバーしてしまったほどです。これで今年のオールザッツは決まりだね!その後藤崎マーケット(バズライトイヤーと初号機)の「会いたかった」、モストデンジャラストリオのマイケルジャクソン等ありましたが、カオスすぎて記憶が飛んでる。いずれにせよ、こんなおもしろいエンターテイメントを見たことがない。あ、早希ちゃんのハルヒダンスのときに天津向とダイシが飛び入りで入ったんですけど、2人ともあまりにもオタ芸の動きが板についてたので、ダイシさんもそうなんだ…と驚きました。 客席には稲垣早希ちゃんファンの男性がけっこういて、皆さんよくここまで我慢したと思う。暴動が起きてもおかしくない。5時間のうち賞味20分も出てなかったけど、ダンスにおける早希ちゃんのハルヒコス+パンチラでペイできるんだろうなあきっと。そいや早希ちゃんはガリクソンとコンビ扱いなの?ガリちゃんがバーターなの?アスカコスで「赤井さーん!どうしてそんなに大きくなっちゃったんですかー?」や「タマホーム!」等のド下ネタをかましていたガリクソン、またも笑いすぎて痙攣しました。大ファンであることを認めざるをえない。 終演後のトークで早希ちゃんから「R-1どうするんですか?」と聞かれたガリクソン、アスカネタで仕上げてきてるそうです。楽しみ。そんなガリクソンはネット上で早希ちゃんファンに「逃げるなよ」と脅されている。ネット界では早希ちゃんファンから京橋花月で傘を投げられた天津向の例にならって、「殺す」のスラングが「傘を投げる」になっているそう。ライブスタンドでノリで早希ちゃんの頭を噛んだ家城さんもネットで「傘を投げる」と書かれていた。知らんかった!そんなことしやがったらカリカファンも相応の報復に出ますよ。
うーん、長くなりすぎたので続きは次の記事で。
2010年09月03日(金)
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