ALALA 笙子

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2007年03月12日(月) 今日も君がやってくる。

何でいるんだろう、とか思う。問いただしたいのに素直に聞けなくて、何考えてるの?とかどうしようもない逃げ方をしてしまうから、かわされてしまった。「かわいいなぁと思って」なんて。君はやっぱり女の子を喜ばす方法をよく心得ているなと思う。身体と身体を隔てていながら、実体を探してしまう。近すぎる体温が、孤独との隙間を浮き彫りにする。切なくて仕方ない君とのキスは終わり方を知らない。けれど実直でないのはきっと私の方だ。付けは必ず回ってくる。もうむなしくてどうしようもなくて涙が出てくる。理由を問われるけど、本当のことなんて話す気はない。だからなのかも知れない、とふと気づく。

だって彼女のことだって気にしていないと言ったら嘘になるけど、私は誰もが口を揃えて言うようなセリフをなぞることしかできないから。これからも約束はしないでいるべきだと思っている。ふと電話をかけたくなるようなときに選ぶ相手が私だったら素敵だと思う。嘘。きっと試しているだけ。それに約束なんかしなくても、脱いだTシャツは当然のように洗濯機に投げ込まれているし、シャワーの時に外したアンクレットだって君は忘れている。君が抱きしめてくれればそれが証拠だ。愛はセックス。


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