☆空想代理日記☆
INDEX|past|will
昨日は、かの有名な筋肉痛という病にかかった。腕があがらないので脚をあげてみたりしたのだった。
筋肉痛がひどくて何もしたくなかったので、何もしないことにした。
予定だったのに筋肉痛なので、顕微鏡をつかうとうまく微調整ができずプレパラートを粉砕してしまう作業もしないままで良かった。
予定だったのに筋肉痛なので、爆弾を処理する時に赫い線と青い線のどちらを切ろうか悩みに悩んで腕があがらないといったピンチを招くようなこともしないで良かった。
予定だったのに筋肉痛なので、日陰で寝ている野生のオスライオンの耳元で株に関する本を読んであげてなおかつ今後の投資のアドバイスをしなくても良かった。
予定だったのに筋肉痛なので、歩道橋を前にして困っているおばあさんを背負わなくてもいいばかりか荷物を運んであげなくても良かった。さらには、そのおばあさんがスリの被害にあったとしても助けなくても良かった。
視点をかえるだけで素晴らしいもののように感じた。女性が腕力がなくて大きな荷物を持たなくてもいいように、これからは筋肉痛のままでいようと不逞者は考えているのだった。
|