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 お婿にいった四+カカのお話
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  かっこいいカカシと、
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2008年12月25日(木)
あふろでぃーて 4) -18禁-


「先輩」
背後からテンゾウの声が聞こえる。
低く、艶のある声が、オレが呼ぶ。

「ボクの好みなんて、いいんです、先輩は知らなくて」
テンゾウの言葉に、オレは足を止めた。
「その気になれば、なんだって調べ上げることができる先輩の」
近づいてきたテンゾウが、背後からオレを抱きしめる。
夜気の冷たい空気をはらんだ髪が、耳をくすぐる。
「唯一の盲点がボク……」
温かい唇が耳朶を柔らかく挟んだ。

下腹で育った熱が、全身に散らばる。

「……なんて、とても光栄です」

微妙にじらし気味の、この往来での愛撫とも言えない行為は、テンゾウのどんな感情を表しているのだろう?

「おまえ、ほんとは怒ってる?」
「いいえ」
答えとともに耳に吹き込まれる息に、背筋が粟立つ。
「怒ってるでしょ?」
「いいえ」

抱きしめる腕の力が強くなる。

「そうですね……あの夏は、怒ってました、いえ、むしろ落ち込んでいました。でも今は」
ああ、そうね、あれからずいぶんたったような気がしていたけれど、あれはまだ3年前のこと。
なんだか、1年1年が早くて、そのくせあれもこれもがとても遠く思える。
「こんなにボクのことで、オロオロする先輩を見る事ができて、なんだか得した気分」
くすり、とテンゾウが笑う。
たった3年、されど3年。

「テンゾウ」
「はい」
「オレ……もう、だめ」
「はい」
テンゾウの腕が離れ、オレたちは瞬身で移動していた。

そのまま、服を脱ぎ捨てながらキスを交わし、裸になるや抱き合ってベッドにもつれ込む。
テンゾウの肌は熱く、擦り合わせた互いの熱はもっと熱く、それだけでオレは喉を鳴らす。
「会いたかったです、先輩」
テンゾウが里を発ったのは、確か9月の末。
オレの誕生日当日には、二人とも別々の任務が入っていて「遅ればせながら」なんて言いながら、テンゾウが祝ってくれた数日後が、出立だった。

三ヶ月ぶりのテンゾウの匂いにぞくぞくしながら、うっすらと汗ばんだ肌に鼻をすり寄せる。
オレの頭をテンゾウが抱き込んだ。
反対の手が背筋をつつとたどり、ひとしきりオレの尻を撫で回す。
温かいテンゾウの手が気持ちいい。
指先が合わせ目にそって移動する。

欲しくて欲しくてたまらないのに。
相反する感情が沸き起こり、オレの身体は緊張した。
この身を明け渡し委ねることに対する抵抗なのか、それとも、男の性としての抵抗なのか。
思わず、背に回していた腕に力がこもる。
「先輩」
オレの髪に顔をうずめるようにして、テンゾウが囁く。
「怖がらないで」
怖がっているわけではない、決して、そうではないのだが、一度、竦んだ身体は容易には緩まない。

「すみません、先輩を狼狽させるつもりはなかったんです」
手を止めてテンゾウが言う。
わかっている。勝手にアレコレ考えたのはオレだ。
それに、この強張りはそのせいではない。
「大丈夫、そんなんじゃない。ただ……」
ただ、なんだと言うのだろう。
欲しいのはほんとうのことだ。なのに、ぽっかりと空いた暗い穴を覗き込んでいるような、そんな気持ちが湧き起こってくる。
「ただ……久しぶりなだけ、だ」
言い訳にもならない戯言を口に載せ、オレはテンゾウと視線を合わせた。
「でも、先輩」
表情を探るように、テンゾウが目を細める。
「なんだか、泣きそうな顔……してますよ」
「それも、久しぶり、だからだ」
強引に言い切って、オレは顔を寄せた。
唇が重なってもテンゾウの視線はオレを捉え、オレもテンゾウを見つめていた。

ずっと会っていなかった。
きっと、こういう日々が遠からずやってくる。
それでも、テンゾウはオレを好きでいてくれるだろうか?
今までのように、会えばオレを抱くだろうか?

テンゾウの瞼がゆっくりと閉じ、舌先が唇を割った。
腰に当てられた手に、ぐいと抱き寄せられる。
舌を絡め、吸い取られ、甘噛みされ、次第に頭の芯がぼぅっとしてきた。
そのまま首筋をたどり、わき腹をかすめ、下腹に顔を埋められる。
「っと、テンゾウ」
「はい?」などと言いながら、しっかりと天井を向いている一物を掌に包み込まれ、ついでに臍の辺りを舐められ、オレは「ひっ」などと叫んでいた。
そのままきゅうと吸い付かれ、舌先で鈴口をこじ開けられ、背筋を快感が駆け上る。
思わずテンゾウの頭をぎゅっと掴んでいた。

その体勢のまま、突き入れられた指に体内を探られ、オレは背を浮かせて声を上げる。
さっきまでのもやもやした気持ちなど、どこかに消し飛んで、理性もどこかに消え、ただ快楽の渕に身を沈める。
ああ、そうか、さっきのあの暗い穴は、この底なしの愉悦の入り口なのか、などと、ぼぅっとした頭で考える。

別れ話じゃなくて良かった、とか。
テンゾウの誕生日って、10月じゃなかったのか、とか。
なんで、そんな勘違いをしたのだろう、とか。
そうか、胡桃がすきなのか、とか。

さまざまな想念が湧き起こり、弾け、最後にはただ快感に身を委ね、翻弄されるばかりのオレが残った。

テンゾウが欲しいとか、入れろとか、もっと奥がいいとか。
恥ずかしいセリフもたくさん言ったが、それ以上に、なりふりかまわずむしゃぶりつきながら腰を振り、気持ちいいと繰り返したことのほうが、恥ずかしいかもしれない。

だがそれ以上に、あとからテンゾウに、
「先輩が、妙にためらいがちなときって、それを振り切った後が、すごいんですよね」
と笑顔で指摘されたことが、恥ずかしかった。そして、
「そんな先輩が、ボク、大好きです」
と付け加えられて、思わずグーで殴ろうかと思った。

が、気づいたら、あれやこれやの不安やら懸念やらはどこかに霧散していて、自分で自分に呆れたのだった。