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 お婿にいった四+カカのお話
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4話
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  月読-5話 -キリリク話-
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  月読 後日談


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 ぎむれっと前日譚


   ぎむれっと-40話 -キリリク話
  かっこいいカカシと、
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 ※途中、18禁あり
  プロローグ  本編  エピローグ



  La recommandation
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-ヤマカカな話-

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2007年06月06日(水)
ちぇい・べっく−可愛いお嬢さん− おまけ 18禁


里に戻ると、ヒガタと別れ、テンゾウの部屋に行った。
先にシャワーを使って、テンゾウのベッドで本を読む。
「あそこ行くと、いつも食いすぎちゃいます」
肩からタオルをかけただけのテンゾウが部屋に入ってくる。
引き締まった体躯は見慣れているはずなのに、いつもほんの少しだけ心拍数があがる。
ああ、好きだな、なんて思う。
「今日は、ヒガタがいたからねぇ。よく食べるのがいると、つられて食べちゃうね」
そうですね、と言って、テンゾウはベッドに腰を下ろすと、前かがみになってチュッとオレの唇を軽く吸った。
それからガシガシと髪を拭く。
その腕の筋肉にも、惚れ惚れする。

変化したテンゾウは可愛かったけれど、やっぱりオレは男のテンゾウがいい。
一緒に戦えるし、安心して背を預けられる。
それに……。
「カカシさん、変化してあげましょうか?」
え、と言うと、テンゾウが笑みを浮かべた。
「テン子。ずいぶん気に入っていただいたようで」
え、っと、その……。
テン子は可愛かったけれど、それは中身がテンゾウだと知っているからだ。
もちろん、純粋に可愛いとも思ったし、一瞬、ほんの一瞬だけど、こんな妹がいたら楽しいだろうな、とは思ったけれど。それは恋愛感情ではなく……。
「ああ、でも、そうしたら、立場が逆になっちゃいますね。挿れてあげることができない」
ドックンと心臓が鳴って、オレはあわてて視線を逸らす。
挿れてって……そのとおりではあるし、オレ自身も、さっきチラとそれは考えた。
けれど、テンゾウの口からそういうセリフを聞くと、困る。
その瞬間のことが思い出され、どうしていいかわからなくなる。というか、欲情する。
そして、こういうとき、決まってオレはむちゃくちゃ貪欲になる。
それを知っていて、テンゾウはゾクッとくる笑みを浮かべた。
「どっちがいいですか? カカシさん」
テンゾウがオレの顔の左右に両手をつく。
ああ、だめだ。恥も外聞もかなぐりすてて、むしゃぶりつきたくなる。
「お望みのままに……」


*     *     *     *      *


強請るように目を閉じたカカシさんが、すでに欲情しているのがわかった。
丁寧に舌と口腔を愛撫するようなキスだけで、息を弾ませる。
以前のように、頻繁に会うことができなくなった分、火の点きがよくなった。
相変らず細身ながら、しっかりした筋肉に覆われた身体だ。
出会った頃も、きれいに筋肉がついていたが、やはりあれはまだ成長途上だったのだとわかる。
「テンゾウこそ……」
顔を離すと、うっすら上気した目許で、カカシさんが睨む。
「女のほうがいいんじゃない? 挿れるのは、テンゾウなんだから」
このひとでも、そんなことを考えることがあるんだろうか。
ボクは不思議な気持ちで、胸の筋肉を指先でなぞった。
ん、と喉の奥で呻きわずかに身体を戦かせながら、それでも視線は合わせたまま。
その強い目の光が、ボクは大好きですよ。
それに、この鍛え抜かれた肉体も。
下肢に手を伸ばし、熱く脈打つ屹立を包み込むと、ビクンとカカシさんの身体がはねた。
ゆっくりと擦り上げると、背がしなってシーツから浮き上がる。
「どうして、そんなことを言うんでしょうね。女のほうがよければ、とっくにそういう相手、見つけてますよ」
言いながら、溢れた先走りを先端に塗りたくると、息遣いが途切れがちになる。
「女が相手じゃ、こういう楽しみはないですし」
でも……と言いかけたまま、カカシさんは口をつぐんだ。
「でも?」
問いかけると、首を振る。唇を噛んで声を堪え、指先はシーツを握り締めている。
「穴があれば、なんでもいい、というわけではないんです、ボクは」
いささか直截過ぎる言い方かとも思ったが、まあ、いいだろう。今さら、取り繕っても仕方ない。
指を突き入れると、一層、身体がしなった。
「カカシさんだって、なんでもいい、ってわけじゃないでしょう?」
言いながら、指を増やし、抜き差しする。
呻きながらうねる白い体躯を見ていると、眩暈がしてくる。
「ねえ、ボクだから、でしょう?」
のたうつ身体を押さえつけ、あてがって、貫く。
瞬間、強張るように緊張し、やがてほどけ、そしてボクに絡みついてくる、その熱い四肢が、卑猥な皮膚が、いとおしい。


*     *     *     *     *


ふと眠りの渕から目覚めると、喉が枯れていた。
ああ、また叫んだんだ、と思う。
あれはもう、無意識だ。気持ちよくて、わけがわからなくなって、叫んでいるのだ。
そして今日は、墜落するように眠ってしまったらしい。
汗ばんでいたはずの身体がさっぱりしているから、きっとテンゾウが拭いてくれたのだろう。
その彼は、隣りで穏やかな寝息をたてている。
オレはそっと、肩に顔を寄せてひっついた。テンゾウの匂いがかすかにする。
思わず、焔の刺青の辺りに頬をこすりつけ、そんな自分をまるでマーキングしているみたいだと思った。
飼い主になつく犬のような自分に笑いながら、オレはまた眠りに落ちた。

次に目覚めると朝で、テンゾウの姿はすでにベッドになかった。
あくびをしながら、シャツに袖を通しパンツをはいてキッチンに行く。
「……テン子?」
寝ぼけているのか、と目を擦るが、間違いない。
「ど……うしたの?」
恐る恐る聞くと、テンゾウ……もとい、テン子が振り向く。心なし、憮然とした顔をしている。
「カカシさんが、言ったんじゃないですか」
「オレ?」
「セックスするのはテンゾウがいいけど、テン子と差し向かいで朝ごはんを食べたいって」
「……オレが?」
「……そうです」
縮小率天地73%で、左右64%ぐらいかな。全体的に細い。スレンダーってヤツ?
テンゾウのシャツが短めのワンピースみたいになっている。
髪は短いままだが、ボーイッシュな感じで、ブカブカのシャツから覗く、細いうなじにちょっとキュンとくる。
やっぱり、テン子は可愛いと思う。
でも、差し向かいで朝ごはんなんて、そんなこと言ったっけ? 首を傾げると、テン子が振り向いた。
「はい、どうぞ」
少しひきつっているが笑みを浮かべて、朝食の玉子焼きと鮭の塩焼きをローテーブルに並べた。
「まあ、言わせたのはボクなので」
口調はテンゾウのままなのが、おかしいやら、妙に似合っているやら。
それにしても、記憶にない。でもまあ、いいか、可愛いから、とオレは腰を下ろした。
「いただきます」
手を合わせて、茶碗を手にする。料理は、いつものテンゾウの味付けだ。当たり前だけど。
「妹……ほしかったんですか?」
テン子も、茶碗を手にする。いつも小さく見える茶碗が、大きく見えるのが新鮮だ。
「うーん、ほしかったという記憶はないんだけど」
「昨日、言ってましたよ」
「なんて?」
「テンゾウは恋人、テン子は妹、って」
「……まぁ……本音、ではある……かな?」
テン子はため息をついた。
「時間に余裕のあるときだけですからね」
言い聞かせるような話し方は普段のテンゾウのままなのに、いつもより高い女性の声で言われると、なんだか妙な気分だ。
でも、そうか。余裕のあるときなら、変化してくれるってことだよね。
別に、毎回毎回じゃなくてもいいけど、たまにはこういうのもいいかもね。
ちょっとシチュエーションプレイみたいで。
などと思いながら、オレは外面だけは神妙に、朝食をとった。


*     *     *     *     *


「テンゾウがいい」
と言ったカカシさんに、意地悪く
「へえ、じゃ、テン子は嫌いなんですか」
などというのではなかった、とボクは激しく後悔していた。
うっと言葉に詰まったのをいいことに、「どっちがいいんですか? 言わないと、お預けです」などと調子に乗って、焦らしまくって、挙句、「どっちもテンゾウなのに」と息も絶え絶えなところに、追い討ちをかけるように、
「じゃ、いまはどっちがいいですか?」
と聞いたのはボクだ。
その結果の、テンゾウは恋人、テン子は妹、だ。
……男のロマン? さすがイチャパラ愛読者? そんな言葉が脳裏を過ぎったのは、絶対に言えない。
まあ、自分では自分の変化した姿は見えないから、たまにはいいか、と思う。
でも、思ったよりも、カカシさん喜ばないなぁ、と思いつつ、ボクは慣れない感覚に戸惑いながら、朝食を食べた。


<了>