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2007年04月11日(水)
桜宵 4 –18禁−


なぜ、こう意地を張ってしまうのだろう。
いつもいいだけわがままを言って、振り回しているのに、こういうときには素直になれない。
そんな自分の心理がカカシは不思議でならない。
なぜ、最後の最後で、正直に求められないのか、乞えないのか。

たぶん……とカカシは思う。
戦いのなかにあって、これで楽になれる、と思うことは敗北に繋がる。
その性根がしみついているのだろう。
結局、ぎりぎりまで堪えたあとに訪れる開放感に浸って、我を忘れるというのに。
そんなときに自分がどんな痴態を晒し、何を口走っているのか。
もちろん記憶にはあるのだが、いつも忘れた振りをする。
まるで、変態だね。
そして、そんな自分を好きだと言う、この後輩も変態だ。

ゆさりゆさりと揺すられ、テンゾウの膝の上で身体が弾むたび、声があがる。
人の来ない、山の奥だからいいようなものの。
まるで獣の遠吠えのような嬌声を、だれかに聞かれでもしたら。

高まる射精感に苛まれ泣き喚くことしかできない、こんな自分をこの後輩は好きだと言う。
「先輩」と呼ぶテンゾウの声も切羽詰っている。
「もう、イきますか?」
ああ、ああ、と声を上げながら、頷く。
子どもが何かを強請ってでもいるように、こくこくと何度も頷く。
「でも……もう、少し」
さっきの意趣返しだろうか、テンゾウはそのままカカシの願いを叶えてくれないらしい。
いや、と思わず声に出していた。
「もう、だめ。すぐ、いく、イきたい」
ふっ、とこぼれる息は、微笑みだ。
「もう……すこし……我慢してください」
こんなときのテンゾウは、駄々っ子を宥めるような根気強さと優しさで、カカシに接してくる。
ああ、とカカシは声をあげた。
自分の声が、甘く媚を含んでいるのを感じる。

テンゾウの掌が下腹から、胸にあがってくる。
乳首を摘まれ、快感が一瞬、分散する。が、すぐにまた集まってくる。
「テンゾ……もう、だめ……」
息も絶え絶えといった風情で、腰を揺すり、強請る。
きっと後で思い出すと、死ぬほど恥ずかしいだろうが、知ったこっちゃない。
「だめ、ですか?」
なんて、嬉しそうな声。
こんなとき、こいつもやっぱり男なんだな、とカカシは思う。
「だめ……お願い」
途端、動きが激しくなり、過ぎる刺激が呼び覚ます苦痛にも似た快感に、カカシはもみくちゃにされた。
翻弄され、泣き喚きながら、カカシは思う。
こんなふうに、何もかも委ねられる相手がいることは、とても幸せ、だと。

*     *     *     *     *

「あ〜あ」
ひとときの嵐が通り過ぎた後。重く花弁を下げている濡れた花たちを見て、カカシはため息をついた。
「桜に怒られちゃうよ」
はは、とごまかすような乾いた笑いは、テンゾウのものだ。
「あとで……チャクラ流し込んでおきますから」
「それ、植物にも効くの?」
「効きますよ。植物でも鉱物でも。動物と流れる時間が異なるだけですから。ただし、相性はありますけれど」
「ふうん……」
「それにしても、飛びま……テッ」
「そういう恥ずかしいこと言わないの!」

春の宵のひととき。
束の間の幸せな時間を、桜はやさしく隠していた。



<了>