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 お婿にいった四+カカのお話
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 四代目とカカシの絆を知って、
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 【2部】 ぶらっく・るしあん-4話
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 【Epilogue】 そして、恋

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  春霞-4話
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  月読-5話 -キリリク話-
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  月読 後日談


  テキーラサンライズ−19話
 ぎむれっと前日譚


   ぎむれっと-40話 -キリリク話
  かっこいいカカシと、
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 ※途中、18禁あり
  プロローグ  本編  エピローグ



  La recommandation
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-ヤマカカな話-

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2007年03月10日(土)
らすてぃ・ねーる 4 -18禁-


その瞬間、術を発動しなかった自分を、ボクは褒めてやりたい。

「怪我してるのに」
どことなく、甘えたような口調で先輩が言う。
「怪我とコレとは別だ、おまえも知ってるだろ?」
肩を抱き寄せた腕とは反対の手が、先輩のアンダーの胴回りから下に潜り込んむ。
先輩は、チラとボクを見る。
ボクをけん制する強い視線だった。
同時に、哀しそうにも見えた。

「おまえも、ほら」
ふくらみかけた股間を、先輩の大腿にこすりつけるようにして、彼が先輩に半分乗り上げる。
先輩の手が伸ばされた。
白くて長い先輩の指……ボクに縋りつき、ときに肌の上を滑る指が、ボクの知らない男を悦ばせる。
その事実に打ちのめされそうになりながら、それでもその場を動きはしなかった。

上忍の息はすぐ荒くなり、半ば先輩を押し倒す態勢になった。
先輩の顔は見えないし、息遣いさえ聞こえない。
中途半端に脱げかけた男のアンダーのボトムに、自分の感情が冷えていくのがわかる。

「なぁ、いっぺん、入れさせろよ」
意外なことに、切羽詰った声は切なげだった。
ただの処理、というより、これではまるで……まるでこの上忍、先輩に懸想しているみたいじゃないか。
「だ〜めだよ。そんなことしたら、動けなくなっちゃうでしょ? コレで我慢して」
息こそ乱していなかったが、先輩の声は少し上ずっていた。

手の中に、互いを重ね合わせて包み込んで刺激し合うやり方を、先輩から教えられた。
最初の時……の翌日。
毎回、受け入れるのはさすがに身体に響くから、と。
あのとき、腰をくねらせながらボクのものに擦りつけるようにしていた先輩は、声を堪えつつも時折喉を鳴らした。
片方の手をボクの背に回し、その指が食い込むほどで、それは先輩の息遣いが荒くなるにつれて、強くなった。
先輩のほうが先に上り詰めたのだった。
「ごめん」と言うと、ボクの肩口に顔を埋め息を殺す。同時に、手の中でドクンと強く脈打ち、弾けるのがわかった。
くっ、と呻く先輩に煽られて、急激に快感が膨らんだのを鮮明に覚えている。

「おまえ、ほんっと、そっちの貞操は、守る、よな」
息が荒いせいで、途切れがちになる言葉に、ボクはえっと耳をそばだてた。
そっち、って、どっち?
「貞操、じゃないよ……別に」
「そうか? ん……はっ……」
あとはただ、荒い息と湿った音だけが闇のなかに響いた。

先輩の狙いはどこにある? ボクにはまだ読めない。
先輩のすべてを読むには、ボクはまだ未熟だ。
気がつくと、最初の憤りとも苛立ちともつかない感情はすっかり収まっていた。

「今日は、ノリが悪かったな、無理させたか?」
ほどなく達した上忍が、後始末をしながら言う。
「そう?」
「いかなかっただろ?」
「年、かな、オレも」
「なんだよ、5つも若いくせに。まあ、おまえは昔から遊郭専門だったからな、こんなのは、興も乗らないよな」
「そうでもないよ」
密やかな先輩の声は閨の睦言めいて色っぽく、ボクは自分の気持ちが乱れそうになるのを、必死でコントロールしていた。
「最近は、どうだ? 相変らず、お盛んらしいが」
「ないしょ」

ああ。そうか。
おぼろげながら、ボクにもわかった。

ここ半年の、はたけカカシにまつわる噂は「あのカカシが、花街に足を踏み入れていない。天変地異の前触れか?」というものだ。
この上忍がそれを知らないというのは、最近、里にはいなかったということだ。
もちろん長期任務についていた可能性もある。しかし、そうであったとしても、まるでトンボ返りさせるように、今回の任務のリーダーに彼を据えるものなのか?

そしてボクは思う、この上忍が今回の先輩のターゲットなのかもしれない。
暗殺なのか、監視なのか、それとも、他の何かわからないが、彼を知っているから、先輩が選ばれた。

二人が身じまいを終えたところに、鳥面と虎面が戻ってきた。
「村の様子には、変わったところはありませんでした」
「ありがと。休んでいいよ。テンゾウもね」
ボクらは、その場を退いた。

少し離れた木陰につくや、鳥面がボクの肩を掴んだ。
「あんた、あの場にいて、何、ぼっとしてたの」
「え?」
「え、じゃないでしょ。あの匂い。隊長、何やってたの」
「あ、ああ……処理?」
「バッ……」
バカといおうとしたのだろう、ボクに詰め寄る鳥面の肩を、虎面が抑えた。
「声が高い」
鳥面が、くっと言葉に詰まる。
「それより」
「ああ、そうだったね。あの小隊、だれかが入れ替わってる、十中八九」
虎面も頷いて、言葉を続けた。
「さっき、村を見回って気づいた。一番、ひどく焼けていた村の東側から、山側に5キロ入ったところに、結界を見つけた」
「ああ、だから『村には』だったんですか」
「寝る前に見回ったときは、気づかなかった、というより、あの時は結界ごと隠されていたのかもしれない」
「ここも……そうでしたよね。で、何かあったんですか?」
「ドッグタグをつけた、死体」
「忍?」
「たぶん。タグもひしゃげていて判読不明だし、死体も黒こげで……」
鳥面は、途中で口をつぐんだ。ボクも虎面も気配を感じ、鳥面から離れ、くつろいだふうを装って腰をおろす。

「あ、あのぅ」

声をかけてきたのは、要だった。
他の中忍2人もいる。
「なに?」
「みなさんの隊長は、もしかして『写輪眼のカカシ』ですよね」
そういえば、最近、先輩の名前がどこぞの国のビンゴブックに載ったと聞いた。
暗部が名前売れてどうすんのよ〜と本人は苦笑していたけれど。
暗部だったから今まで見過ごされていただけで、ずっと正規部隊にいたならもっと早くに載っていただろう。

「そうよ」と答えた鳥面に、中忍は顔を見合わせ、「ほら」「だから言っただろ」などと言い合っている。
ボクと虎面は顔を見合わせた。
こいつら……カカシ先輩に興味津々で探りに来たな。
確かにビンゴブックに載るような忍と、任務で一緒になることなどそうそうないだろう。
ボクよりも少し若いらしい彼らが、好奇心をかきたてられるのもよくわかる。

「正規部隊のひとじゃないんですか?」
「正規部隊の一員として動くこともあるよ」
「そうだったんですか……」
「僕らの隊長とは顔見知りなんでしょうか」
「さあ、そうなんじゃない?」
相手をしているのはもっぱら鳥面。こういうことは彼女に任せておけば大丈夫だ。
「僕らの隊長、元暗部って噂があって……ほんとうだったんでしょうか?」
「さあ。聞いてみれば? あんたらの隊長に、直接」
3人はふるふると首を横に振った。

「どんなひとなんですか?」
「どんな?」
「その……強いんでしょう?」
「ああ、うちらの隊長? 強いよ」
「でも、さっき……」
彼らも、上忍と先輩の間の微妙な空気を感じ取っていたのだろう。
「さっき、なに?」
とぼけた鳥面に問い返されて、3人はいえ、と口ごもった。

――あ〜あ。鳥面に遊ばれちゃってるよ。