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 お婿にいった四+カカのお話
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2007年02月20日(火)
びとぅぃーん・ざ・しーつ 12)


「あ、やっぱり……オレが喰われちゃうんだ」
のんびりした先輩の声を、夢うつつに聞いた――。

初めて経験すると言ってもいいほど、強い欲求だった。
激しく熱を帯び、ボク自身がその熱に燃え尽きてしまいそうなほどだった。
それは感情の深淵で起きたことで、表から見たのではきっとわからなかったはずだ。
でも、カカシ先輩にはわかったのだろう。

「いいよ」

たったひとことの許しだった。でも。
その裏に隠されている、先輩の気持ち。
ボクに対して、ではなく、忍として生きている自分に対して先輩が抱えているたくさんのもの。
痛みや後悔、哀しみや辛苦、そしてそれらを超えて尚、先輩の気持ちの奥底で燃え盛る火の意志――自分は木の葉の里の忍であるという、その誇り。
そんなさまざまな感情すべてが、その「許し」には込められていた。
そして、まっすぐボクのほうを向いていた。

「テンゾウだったら……いいよ」

それまで熱に浮ついていた感情が、すっと落ち着いた。
身を任せても、いい、と?
ボクだったら、いい、と?
このひとが? このひとが? このひとが?
――冷静でいられたのは一瞬だった。

ボクは先輩に手を伸ばした。捕獲者としての手、狩る者の手だ。
ためらわず、でも、これは任務ではないから、できればボクの心が伝わるように、作為なく。
こんな場面には相応しくないのだろうが、でもボクは願った。
ボクの心の奥底にも火の意志があることが伝わればいいのにと、願った。





  先輩の左目の写輪眼に、どんな秘密が在るのかボクは知りません。
  でも、ボクなんか、実験体ですよ、実験体。
  人間なのか、そうでないのか、ボク自身ときどきわからなくなるほどです。
  先輩が、その強さの余り死神呼ばわりされるのとは違って遺伝子レベルで捩れてるんです。
  あ、この際、DNAは螺旋でもとから捩れている、なんて突っ込みはなしでよ。
  そんなボクにも、どういうわけか火の意志があるみたいです。
  先輩にもあるように。
  一緒にその火を燃やしましょう。
  遺伝子レベルで捩れているボクの火は、ちょっとほかのひとと色が違うみたいなんです。
  混じりけのない朱ではなく、紅蓮――地獄の色です。
  同じでしょう? 先輩の目の色と。
  ボクは、この紅蓮の炎が好きなんです。
  身内に地獄の炎を抱え、でも、木の葉の忍でいる限り、それは火の意志になるんです。
  ボクは、そう信じて生きてきました。
  だから、一緒に燃やしましょう。

  でも、たまにはシーツの間で、温もりを探るのも……いいですね。
  ボクは、そういうのが好きだって、初めて知りました。
  自分のことって、案外わからないものですね。
  だから、先輩。
  先輩も、自分でわかってないことがたくさんあると思うんです。
  それを、ボクが見つけられたらいいなぁ……なんて……。





<了>


Between the Sheets:
 ブランデー、ホワイトラム、ホワイトキュラソー 各20ml
 レモンジュース 1ts
 ※材料をシェイクしてカクテルグラスに注ぐ。