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2007年02月15日(木)
びとぅぃーん・ざ・しーつ 7)


確か、このあたりだったと周囲を見回したとき、ちょうどカカシ先輩が目の前の建物から出てきた。
ボクを訪ねてきたときは、任務服のアンダー姿だったが、今は一般人の服装だった。
もちろん、額宛もしていない。
左目には眼帯をしていて、猫背気味にぼさーと歩いてくる姿は、なんだか怪しい。
あ、と言ったまま立ち止まったボクに気づいて、カカシ先輩はあれ?と言った。
「同僚は?」
「食うもの食って、飲むもの飲んだら、帰りました」
ふーん、と首を傾げ、先輩は空を見上げる。
澄んだ初春の夜空に星がまたたいていた。
「夜は、これからなのに」

ほんとうは、カカシ先輩のことが気になったボクのノリが悪かったのだ。
彼らが、気を使って早々にお開きになった。もしかしたら二人でどこかに飲みに行ったのかもしれない。
そういうところのある二人だから、ボクも付き合っているのだろう。そして、そういう気遣いに申し訳ないと思うより、素直に感謝したほうが喜んでくれるようなヤツらでもあった。

「先輩は? 彼女のところとか?」
「酒、買いに出ただけ、って彼女って?」
「え? この前のくの一は?」
んー? などと首をかしげ、「この前?」と言っている。
ちょうど先輩と飲んでいたときに声をかけてきたくの一がいたのだ。同じ店の離れた席で、くの一たちが飲んでいたらしい。里から支給されるベストを着ていたから、中忍以上。チャクラの感じでは特別上忍ではないかと思われた。
「今度、一緒に薬草取りに行くとか行かないとか」
「ああ。あれ。うん、行ったよ。薬草取りに」
「それだけ?」
「それだけだよ。薬草の取れるところを教えて欲しいっていう話だったじゃない。テンゾウも聞いてたでしょ」
あれはどう見ても、コナをかけてきていた以外の何ものでもなかったと思うのだが。
遊郭で流される浮名の派手さ加減に反し、先輩は噂とはことなり異性の同僚、つまりくの一には手を出さない……らしい。出さないというより、アプローチされても、わかっていないのだろうと、このときボクは確信した。
長期の任務でも、伽を命じたところを見たことがない。ボクだけかと思ったら、みんなそうだと言う。
まったく処理をしないわけでもないらしいのだが、なんというのか、その場の雰囲気らしい。そして、決して命令という形での無理強いはしない。ついうっかり、雰囲気に流されて相手をしてしまったことがあるというヤツが、そう言っていた。もちろん男だ。
「俺も、たまってたからなぁ。あんときは」
というのが、彼の言い分だ。
「どうだった?」
と興味津々に聞いてくる仲間たちに、
「うん、まあ。身体に負担がかかるようなことはしなかったけど」
そこでちょっと間が空いて、
「よかったよ」
と照れたように答えたのが、印象に残っている。なぜだかボクは、チクショウと思ってしまったから。

「それより、なんでテンゾウがここにいるの?」
ボクは先輩の質問には答えず、「酒、買いに行くんですよね。行きましょう」と歩き出した。
通り過ぎた道筋に酒屋があったのだ。
めずらしくコンビニではない、れっきとした酒屋だ。店の裏手が、立ち飲みの暖簾になっている。
「さっきのお礼に、ボクがご馳走します」
ええ? いいのに、と言う先輩を無視して歩く。
「いらっしゃーい」
店に入ると、立ち飲みのほうから年配の女性が顔を出した。
そして、カカシ先輩を見つけると「あれ」と笑った。
「久しぶりだね。今日は、飲んでかないの?」
「うん、後輩がね。遊びに来たから。部屋で」
どうやら馴染みの店らしい。
「先輩、何飲みます?」
「うーん。焼酎……かな。気分的に」
ボクは棚の焼酎を見回した。狭い店だが品揃えはなかなかだった。