Life is Bubble.

2006年11月22日(水) 浮き世は今日も夜桜。

電車に久々に乗って、我が歓楽街へ。

DOCOMOショップに行く前に、以前務めていた《真由(20歳)》と駅でばったり遭遇し、其の儘話し込みながらDOCOMOショップへ拉致。(笑)
2ヶ月分の滞納料金32000円を清算。
3日ぶりにプライベート携帯が復活致しました。



2週間ぶりの出勤。
指名の予定はまるで無し。
今年の11月は本当にキャバクラは暇です。
ぁたしの店だけでは無く、他のキャバクラも−営業。


けれど祝日の前の日だけ有って、今日は些か混みました。



止まっていた間に届いていたメールは7件。
《JUN(34歳:彼氏)》からのメールは一通も無い。
此の現状、慣れています。
ぁたしからメールしないと、彼からメールは来ない。
付き合いだして2ヶ月目からこんな感じで御座居ます。




ぁたし達カップルは、メールは多い日で1日に1往服。
電話は大抵週末に一度、次の日のデート時間を決める電話。
あっさりしていてホッコリして居ない二人。
けれど、其れはJUNの方で有り、ぁたしでは無いのかも。
いつも彼からは電話が来ない。
ぁたしが「連絡下さい。」とメールをして、やっと来る。


2ヶ月に1度有るか無いかの頻度で、ぁたしが懇願する事も有ります。
甘えるのに慣れていないぁたしの精一杯のメッセージ。



「寂しい、よかったら仕事終わったら電話下さい。」



けれど彼からは『面倒くさい』と言う雰囲気に満ちた電話がかかって来る。
受け答えも面倒くさい其の物。
ぁたしが喋らないと無言の時が流れる。


そしてぁたしは堪らず零す。


「御免なさい。」と。


彼は溜め息混じりに謂う。


「何で謝るの?謝られるの好きぢゃない。」



ぁたしは喉元迄出かかった言葉を飲み込む。



(謝らせてるのは貴方よ。ねぇ、ぁたしの事、本当に好き?)



飲み込んで出る言葉は、



「御免なさい。」



罪悪感いっぱいに、電話を切る。
そして次の日、またJUNからメールは来ない。
ぁたしからしない限り、来ないのよ。



そんな事を何度か繰り返したら、

『彼の中にぁたしの寂しさを埋める程の余裕(愛おしさ)はもう無い。』

と知り、他の男に埋めてもらう様に成った。
其れは時に《蓮(27歳:元カレ:現アッシー)》で有ったり、
其れは時に《桐山(22歳:元カレ:現友人)》で有ったり。
結果、嫌悪感は膨張し、歪み、矛先はぁたしへ。
そして彼らへ。


「ぁたしが欲しいのはあんたぢゃない。
 あんたの声ぢゃない。
 JUNの声以外いらないの。
 なのに何でぁたしをJUNは受け入れてくれないの?
 何でぁたしはこんな人と話しているの。」


寂しさはまたぁたしの血管を走り出し、皮膚が寂しいと叫ぶ。

悪循環だ。
悪循環だ。



そしてまた今日も、JUNからのメールは無い。




一瞬更衣室で脳内を駆け巡った。
叫ぶ皮膚を黙らせる様に、
「ただ其れだけの事実だ。」と言い聞かせる。




本日は露出の高いドレスを身に纏って居りました。
其のせいでただでさえ寒い店内なのに、余計寒く感じ、3度トイレで嘔吐したので、体温がめっきり冷えてしまいました。
ガクガク震えるぁたしを見て、


「顔色悪。唇紫だぞ。」


と《那都(24歳)》に突っ込まれたりなんぞしながら接客。

一人指名客が来店し2セット滞在してくれて、しかも彼も飲酒を好き好んでしないので、気兼ねなく飲酒を拒めて大変助かった。
満足そうな顔をして帰って頂き、光栄の至りです。




最期に今日の事件。
《ゆいちゃん(18歳)》とフリー2名に付いた時の事。
我が店最悪のボーイ《とっちゃん坊や(推定40歳前後)》がぁたし達二人に、


「どちらかを見て御客様が「かわいい。」と言っていたので、頑張って。」


とぁたし達に耳打ちしたんです。
(もう此の時点でおかしい。)


そしてぁたしが場内指名をもらい、ゆいちゃんはもらえず待機席へ。
(しかもぁたしが場内をもらった時、とっちゃん坊や、御客様に見える程のオーバーリアクションでガッツポーズ)


待機席に戻ったゆいちゃんに対してとっちゃん坊や、


「駄目だったの〜・・・はぁ・・・仕様がないなぁ・・・。」
(ゆいちゃんから聞いた。)



かっちーーーーんと来たね。


で、営業終了後にチーフの《伊藤さん(36.7歳)》にゆいちゃんだけで報告させるにはまだ幼いので、一緒に報告。



ぁたし「ぁたし達だったからいいけど、折り合いが悪い女の子同士で其れ言われた時は取り返しが付かないよ。
プライドが高い古株の女の子が、新人と比べられたら、其れこそ其の仲も壊す事に成るよ。
ただでさえとっちゃん坊やは廻りから良く思われて無い傾向が有るのだから、然う謂う行動が拍車をかけるよ。
伊藤さんが疲れているところにこんな話を持ち出して悪いけど、でも注意して。
ぁたし達が面と向かって言っても聞かないのは判ってるんだから。
彼の為でもあるし、女の子達の為でも有る、働きやすい職場を心がけたいのなら、まずは極力気をつけて。」



ゆい「そうですよぉ〜しかも〜なんたらかんたらかんたら〜〜〜。」




・・・・ゆい、お前何を言っても子供の戯言だぞ、それ。(汗)


突っ込みどころ満載な会話が飛び交いだした所で出勤担当《宮ちゃん(26歳)》が登場。
ぁたしはそちらに拉致され助かりました。
しばらくは躰の様子を見ながらのシフトで、と無理をきかせてくれました。



しかもまた今年はクリスマスイベントをやるらしく、前売りチケット(20000円)9枚さばかねば成らない様子。
毎年の事ながら厳しい。


営業終了後に其の件のミーティングが有ったのですが、其の場で今度は《志穂(24歳)》がまたも馬鹿発言勃発。
人間として、ホステスとして、全てで大半のホステスから嫌われている志穂。
またも其の発言により皆様から猛反撃。



ガクガク震える体で座っているぁたし。
真後ろに居る志穂に裏拳飛ばしたく成りました。
が、ぐっと耐え、ほくそ笑む事にしました。(うわー・・・。)



毎回此の職場に来るとイライラするなぁ・・・。
そして同時に楽しい事も満載。
ぁたしは此の職場が嫌いじゃない。



ホステスで在るぁたし。
JUNの彼女で在るぁたし。
他にも沢山のぁたしが居て、そして一つのぁたしに成ってる。




でも毎日が妙に腑に落ちないのは何でだろう。
人生ってこんなもんなのか?

此れだから人生はやめられない。


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花房 雅美。

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