100%乱気流な日々
DiaryINDEX|past|will
余りにも疲れていたので早く寝たら早く起きました。 夢のなかでは何故かから揚げをたらふく食べ、そして友達(男友達)になんだかひどく冷たく裏切られて憤慨して目が覚めました。
この男友達とやら、最近は住んでいる場所が遠いのでほとんど会えることはないのですが、てか双方忙しいので電話すらままならないという状況ですが、きっと今でも仲良しに違いない、と信じていたのでひどくショックです。 昔はいざ知らず今は恋愛感情のカケラもないのですが、もっと強く暖かい友愛が流れているのだ、と思っていたのでショックです。
なんだよあいつ、いいよもう、嫌いだよ。 とぶちぶち呟いているところで目が覚めたので、その感覚が色濃く残っていて、おきてからも、から揚げを食べながら冷たくされた、ということから抜け出せなくて、いいよもう、あんな奴、と夢をなぞっているところではたと気が付きました。
これ夢じゃん!(苦笑)
気付いたところで安心しました。私は別にカロリー超過多になるほどから揚げも食べていないし、長年の友人に冷たく裏切られたわけでもなく、ただ単に、過剰に疲れて眠っていただけ。
あー。よかった、と思いながら携帯を開きました。 最後に連絡取ったのはいつだったっけな、と探ったけれどすぐには分からないほど前でした。たぶん去年です。
たぶん、この夢は正夢なんかじゃなくって私たちは今も大切な友人で、私が思うのと同じくらいの重さを持って向こうも私を時々思い出してくれたりしているだろう、と、思いつつも。
ちょっと、電話してみようかな。今日、明るくなったら。
窓の外はまだ暗く、冷えきった部屋の空気が肌に痛いです。 私より北の場所に住む友人の事を、暗いままの部屋の中で考えました。 男女の間に友情は成り立たないとかも言うけれど。 私たちはきっと、昔はいざ知らず今はもう恋愛感情なんてじゃないもので結ばれているはずだけれど。 その確信に、その幸運に、その奇跡に。 甘えていてはいけないのかもしれないわ。 まるで別々の生活の中で、決して重ならない日々の中で。 いろんなことが、意図せずに紛れてしまうような忙しい日々の中で。 繋がっている、という感覚は、ただの希望的観測かもしれなくて。だから。 繋がっていこうとするその哀しいほどの切望が、きっと。 私たちを繋げていくだろう。 遠く離れて、姿も見えずに、手も届かずに、声も聞こえない。その距離を。 憂うことなく諦めないで。 手を伸ばす、届かなくても。待たれてなんかいなくて、一方的で時に淋しくたって。 手を伸ばす、それが、恋愛感情なんかじゃなくたっていい。
暗闇の中で、携帯のディスプレイの光はまぶしくて、目に痛くて、優しくないけど。 今手の中にある、小さな電波の送信機をそっと、ぱたりと閉じる。 大丈夫。いつだって。ここにいる。ここにある。 その気になれば、いつだって、繋がっていく、繋がっていける。 手の中にある電波はささいで、かすかで、無機質なイミテーションだとしても。 大丈夫。大丈夫。
今度会えるのはいつだろう。 互いの近況報告をして。互いの恋人の話なんかをからかって笑って。それで。 無言でコーヒーなんか飲んだりするんだろうな。他愛ない街の、他愛ない喫茶店で。 息苦しくない、柔らかな沈黙を思い出してちょっと、目を閉じた。
もっとずっと明るくなったら、今日はちゃんと電話をかけよう、と思います。
|