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■ 言ってはいけない
だから書く。
かわいそうな人だったのだ。 今思えば意味のない、あんな嘘をつくくらい。 嘘じゃなかったのかもしれないけど、それでもいろんなことを隠し、試し、信じることができなかったのかもしれない。
なにがあったにしろ、それはとても気の毒なことだった。 最初はそれはそれはもう、本当に泣いてしまうほどよくわからないひどいことだと、勝手に被害者妄想を抱くくらいなことだったのに。 それは、私の弱さを浮き彫りにする君の弱さだったのだろうか。
いくら考えてもどうしようもないことは知っている。 それでも私は考える。 いろんな思い出を、あらゆる可能性を。
いつかはそのことすら忘れるのだろうに。
2007年04月14日(土)
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