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■ 本屋にて
今日は午前中からでかける用事があって、でもそれはあっという間に終わる用事だったからもちろん時間は余った。 だからといって寄り道する気は起きなかった。 あー。もっと寝ていたかったね、できれば引きこもりたかった。 そんなことを思いつつ、それでも電車に乗って都心側にでてきたんだからどうせなら用事すませりゃいいよな、と思ったりもしていた。
結局、最後の繁華街最寄り駅は通り過ぎて、私はそのまま地元の駅に着いた。
さあ、家にまっすぐ帰って、そのまま引きこもろーぜ! と思いつつ。 でもでもでも、本が読みたい。刺激が足りない。 引きこもりするにも材料はいるだろーさ。 そう思って、決して在庫は多くないけど安心できるいつもの本屋に寄った。 案の定、いるのは週末休日ひまをもてあましたおとーさんや家族連れ。 店員もまだまだぼんやり、起きちゃいない雰囲気。 でもそのゆるさはとても気持ちがよい。 休日はそれくらいのゆるさがちょうどいいな、って思う。
そんな中、4冊本をゲット。 選んでいる途中、文庫コーナーのはしっこで膝をついて真剣に文庫を読む女の子、推定6〜7才を発見。昔の自分を見たようでこみ上げる笑いと思い出とせつない気分やら懐かしい気分やらに襲われた。
帰り道はいつも通る道ながら、でもいつもと逆に歩く道のりだった。 同じ道のくせに、逆から見るだけで随分と違う様相だった。 鳥居なんてあったか? なんとか山ってなんだ?入ることができる季節と時間がきまってる?なんだろーなー。 これは知っているな、遊歩道だ。ん、時間もあるから通ってみようかな?と思ったら、足が進まなかった。通りたくないらしいのでやめた。 家の近くは相変わらず鳥が多いけど、あれ、なんてきれいな色をした鳥なんだ?と、はじめて見た鳥。
発見はやまほど。 その発見にいたった時間はほんの数分。 だけどその日時にそこを通る確立はいかばかりか? 必然の意味を見た気がした。
2006年12月16日(土)
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