日々の泡

2010年09月25日(土) 立腹ジンクス

朝の蜘蛛みたいにいくつかのジンクスがわたしにはある。
たとえば、パンを余分に買い込んでおくとだれかがパンをくれる。
たとえば、わたしの実母はいつもしてくれることであっても、こちらが期待していたり、当然してくれるであろうと油断しているとしてくれない。
先日も入院している京都の叔父を見舞った帰り、小田原で新幹線を降りて我が家へやって来ると連絡が入ったので当然お土産は漬け物でしょう…と期待していると買って来ないわけだ。
やっぱり漬け物は冬のものであるからして買って来ないだろう…と期待していないと緋の菜だの柴漬けだのなんだかんだと買ってくるくせに期待してお箸を持って待っていると買ってこない。
もしかして、京都駅でおいしい駅弁を買ってくるかもしれない……いや、夕飯時に来ると連絡をしてきた時に何も言わなかったのだからそれはないだろう…で、鰺フライだとかがんもの煮物とか切り干し大根とか味噌汁だの用意して待ったわけだ。弁当は来ないだろうが漬け物は来るだろうとふんで待っていたわけだ。
で、漬け物はなし、で、買ってきたのは鯖と鯛の押し寿司だし…
だからこの時間に寿司を持ってやって来るのなら連絡せいつ!夕飯の準備は要らないとお言いっ!と説教したいのをぐっとこらえ、おいしいとにこやかにバッテラをほおばるわたしは大人だ。


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茉莉夏 [MAIL]