はぐれ雲日記
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2000年11月08日(水) 遠い名

何十年ぶりに聞いたようね名前。遠い名前。 重信房子。
赤軍派。 よど号ハイジャック。 テルアビブ空港乱射事件。 思い出すのも忌まわしい文字。
自分たちの思想の実現のためには手段を選ばない非情さと
隠然と、あるいは顕然と組織を指揮する重信房子に当時、暗たんたる思いを抱いた。
狡猾で、非情で、男を手玉にとれる女。わたしなんかと圧倒的にスケールの違う人間。
彼女の自信に満ちた笑顔は怖過ぎた。

階級闘争。プロレタリア革命を唱えた果ての無差別テロ。彼らはどんなユートピアを目指していたのだろう。

誇らしく連行される重信房子をTVで観て、あの行動と笑顔に奇異なものを感じた人はおおぜいいたはずだ。
今わかった。 重信房子はただの自己顕示欲の強い人殺しである。
思想という魔物に憑依された、新興宗教の教祖である。・・・夢 かんちがいめさるな。


鈍角 |MAIL

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