2009年03月03日(火) |
定額給付金詐欺で思うこと |
昨今の経済情勢が厳しい中、少しでも国民生活を支援し、経済状態を改善するために導入された定額給付金。現在、国会では定額給付金関連法案の審議されています。全国の市町村では定額給付金の支給準備をし始めている所もあるようで、定額給付金が我々の手に渡る時期が程なくやってきそうです。
既に皆さんもご存知のことと思いますが、定額給付金は平成21年2月1日現在、住民基本台帳に登録されている人、もしくは外国人登録原票に登録されている者を対象としています。実際の給付額は一人あたり12000円。65歳以上、もしくは18歳以下の者は2万円となっています。
この定額給付金の給付に対し、必ずあると予想されていることの一つに定額給付金詐欺があります。まだ定額給付金の関連法案が通っていないにも関わらず定額給付金詐欺の未遂事件がいくつも報告されているようです。 総務省のホームページによれば定額給付金の振り込め詐欺や個人情報の詐取などの手口があるようで、注意を喚起しています。
参考までに、僕の世帯では嫁さんと僕とで24000円、チンチンボーイズ二人で4万円で合計64000円が支給されることになっています。 このようなことを書くと非常に不謹慎でお叱りを受けるかもしれませんが、この支給額は、詐欺の視点から考えるとこの額は果たしてうま味のある額なのだろうかという疑問を僕は感じます。昨今の振り込め詐欺の場合、自分の親族に成りすまし、多額の金額を指定する口座へ振り込みようにさせるのが常套手段のようですが、果たして定額給付金で支給される額が振り込み詐欺で被害にあった金額よりも高額か?と問われれば、そうではないように思うのです。 ちりも積もれば山となるではありません。定額給付金詐欺を多数の世帯に対して行うのであればそれなりの額になるのかもしれませんが、その一方で摘発されるリスクが生じてくるはず。果たして定額給付金詐欺が稼ぎのいい詐欺であるのかどうか僕は疑問に感じます。従来の親族に成りすます振り込め詐欺の方が稼ぎがうま味のある詐欺ではないかと思うのです。 金のある所に詐欺は必ずあるものですが、この定額給付金詐欺に関しては精を出す輩というのは小心で、さもしい詐欺のように思えてなりません。それでも定額給付金詐欺は横行するのでしょうね。
ちなみに、僕はどんな類の詐欺であっても詐欺を認めるものではないことを断わっておきます。
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