2009年02月20日(金) |
早口の自分に悪戦苦闘 |
先日、知人と出会い話をしておりました。この知人、趣味である楽器を弾いているのですが、時々自分の演奏を録音して聴くことがあるのだとか。どうしてそのようなことをするのか?尋ねると、自分では気がつかない点がいろいろとわかるのだとか。自分では冷静に演奏していたつもりでも、録音を聴き返すと変な力の入れ方やテンポの乱れ、自分の思い込みなどがわかるのだとか。より上手に演奏するためには定期的に自分の演奏を録音して確かめることが大切であることを語っていました。
この知人の語っていたことは僕もよくわかります。自分がこれで良いと思っていた行動、言動が他人から見れば決してそうとは受け取られないことがあるからです。主観と客観の違いは時としてかなりの相違が見られることは、賢明な皆さんであればよくご存知のことでしょう。
最近、僕が気にしていて改善しようとしていることがあります。それは自分が会話のスピードです。かつてお袋が僕に言っていました。
「気が付かないうちに早口になるから注意しないといけないよ!」
当時、お袋が言っていたことはよく理解できませんでした。なぜなら、自分が早口である実感が全くなかったからです。そんなに僕は早口で話をしているのだろうか? 公の場で自分が話している声を録音したり、ビデオ撮影している映像を見てみると、確かにお袋の指摘は正しいものがありました。僕は早口なのです。自分では全く気が付かなかったのですが、録音や映像には僕の話している会話の特徴が何の先入観もなく、客観的に記録されたものを確認すると、確かに僕は早口であることがよくわかりました。
人前で話をする際、NHKのニュースでアナウンサーが読むスピードがちょうど良いと耳にしたことがあります。僕も真似てみると、非常にゆっくりとしたスピードで原稿を読んでいることがわかりました。NHKのアナウンサーの声をそのまま真似て声を出していると、何だかまどろっこしい感じさえするくらいのスピード。原稿が手元にあるなら、NHKのアナウンサーよりもフライングして先に読んでしまうくらいでしょう。如何に自分が早口であるかを思い知らされました。
先日、ある公の場でこのNHKのアナウンサーのニュース音読スピードを意識して話をして見ました。当日はビデオ撮影されていましたので後日確認してみたところ、自分では非常にゆっくり話をしているつもりが、実際にはちょうど良いくらいのスピードで話をしていることがわかりました。 会話のスピードは状況によって変えなければならないとは思います。家族や友人、知人の場合、ある程度早口で話さないと会話のリズムが維持できないかもしれませんが、人前で話をしたり、公の場で話をする際には意識してゆっくり話をしないと自分の言葉が充分に伝わりません。
なるべくゆっくりと話をしなければ・・・とは思っているのですが、これがなかなか難しいですね。長年かかって身についている自分の癖を直すのは大変ですよ。
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