歯医者さんの一服
歯医者さんの一服日記

2008年12月24日(水) 難しい性教育のタイミング

クリスマスイブという日にこのような話を書くのは適切ではないかもしれませんが、ご容赦のほどを。

先週末、病み上がりの僕に嫁さんがあるものを見せました。
「○○ちゃんがこれを隠していたのよ。」

○○ちゃんとは小学校4年生の上のチビのこと。嫁さんが持っていたものを見せてもらうと、それはあるテストの答案でした。テストの点は65点。これまで上のチビはどんなにテストの点が悪くても僕や嫁さんには見せていたのですが、このようにテストを両親に見せずに隠していたのは初めてでした。嫁さん曰く
「どのように○○ちゃんに言ったらいいかな?」

普段からチビたちには
“テストで間違っていても恥ずかしくない。テストで間違ったところは自分が理解していないところなのだから、次回から間違えないようにしっかりと復習することが大切だ。どんな点数を取っても両親には必ずみせなさい”
と言ってきました。これまでチビたちは僕の言ったことを素直に守ってきてくれたのですが、今回のように答案を見せなかったのは初めてだったのです。たまたま、嫁さんがチビの机周りが散らかっていたので整理をしていた時に見つけたとのこと。

僕は考え込んでしまいました。なぜなら、隠していたテストの科目が保健であり、内容が性教育に関することだったからです。
上のチビが通っている小学校では小学校の中学年から性教育を行っています。非常に早い時期から性教育を行っているものです。僕が小学校の時には性教育を受けた記憶はありません。せいぜい、中学校3年生か高校になってからだったように記憶しています。実際のところ、学校で教育を受ける前に様々な方法で性教育の大半を知っていましたが・・・。

以前から性教育をどの段階から行えばいいか議論があったとは思いますが、それにしても小学校4年生で性教育を行っているというのは個人的には若干早いのではないかと感じますが、子供の成長はひとそれぞれです。成長の早い女の子の場合には、小学生高学年の時点で既に胸が大きくなったり、初潮さえ始まった子もいるとのこと。体の急激な変化に何の知識もなければとまどうのは子供。また、最近の誤った性の知識や性病、エイズの蔓延を考えると、性教育を早くから行うことは時代の流れかもしれません。

僕は上のチビに注意するよりも、上のチビから何気なく話を聞くことにしました。先週末、僕は上のチビと二人で風呂に入ったのですが、その時に学校の性教育の授業のことを何気なく聞いてみました。最初、恥ずかしそうにしていた上のチビですが、徐々にいくつかのことを話してくれました。
・性教育の授業は男子と女子が別々の教室で分けられ、行われたこと
・授業は数人の先生が交代で行ったこと
・話している授業内容がピンとこなかったところと恥ずかしいところがあったこと
・授業終了後、テストがあったこと

などがわかりました。
僕は隠していたテストのことは一切触れず、冬休みに父親である僕が今一度性教育のことを復習することを上のチビに提案しました。

「冬休みに一度チンチンのことを勉強しよう。」
上のチビは“うん”と頷きました。

どんな性教育の話をするかどうかは現在考え中です。皆さん、何かいい工夫、アイデアがあったら教えて欲しいのですが、今のところ、僕は性器が体の大切な臓器の一つであること、男の子の体に起こる変化、特に夢精に関することは必ず話をしておこうと考えています。


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