先週の金曜日、僕はいつも更新する日記を休みました。これには理由があります。体調が悪くダウンしていたからです。
先週の木曜日、午前中の診療が終わった頃でした。自宅に戻り昼ごはんを取ろうとすると突如、何となく体に寒さを感じるようになりました。
“あれ、急に外が寒くなってきたかな?” と思ったのですが、嫁さんに確認したところ、それほど寒くはないとのこと。 “もしかしたら風邪でもひいたかな?”と思いながら昼ごはんを食べていたのですが、寒さは治まるどころかひどくなるばかり。体中が震えるようになりました。それだけではありません。何となく悪寒のようなものも感じ始めたのです。
“これはやばい!” とは思ったのですが、昼からも診療があります。とりあえず僕は部屋の温度を温め、着込みました。上は長袖下着とタートルネックのセーター、さらにその上からフリースを、下はパッチを穿いてからパンツを着込み、コタツの中に入り込んだのです。そうでもしないと震えが落ち着きませんでした。
「そうさん、どうしたの?」 と驚いた嫁さんに事情を話すと、体温計を持ってきてくれました。そして、体温を測ったところ、38度台の熱。 これまでの経験からすると、明らかに風邪の症状でしたが、それにしてもいつもの風邪であれば何らかの前触れがあります。咽喉が痛いとか体がだるい、痛い、頭痛がする等々。今回は突如何の症状も無くいきなり寒気、悪寒、発熱が生じたのです。これは一体なぜ?とは思ったのですが、それよりも心配だったのは午後の診療でした。果たしてこのような状態で診療できるのか?いつもなら親父がいるのですが、この日に限って用事で外へ出ています。代わりに診療できる人はいません。昼休みの1時間が勝負でした。何とか震えが止まることを望みながら、診療開始ギリギリまでコタツの中で暖を取りました。
幸いなことに、午後の診療開始前には何とか震えや悪寒がましになりました。僕は気合を入れて診療所へ行き、患者さんの治療を行いました。 ただ、本調子ではなかったため、いつもよりも診療リズム、ペースがうまくいかなかったのは事実です。何とか患者さんには迷惑をかけないようにしながら午後の診療は乗り切りました。最後の患者さんの治療を終えるや否や、僕はスタッフに事情を話し、直ちに自宅へ直行、寝室の布団の中へ潜り込みました。体力の限界だったのです。何をする気も起こらず、ひたすら眠くなり寝入ってしまいました。 気がつくと、翌朝でした。気がつくと、あれほど苦しかった全身の震え、悪寒、発熱は無くなっていました。倦怠感は全くなく、空腹さえ感じました。ただ、日記を書く気力はありませんでした。
僕は何とか朝食を取り、診療の準備に取り掛かりました。心配した家族は皆声を掛けてくれましたが、僕は全く問題ないことを伝え、何事も無かったのように診療を始められました。
それにしても、この突然の症状は一体何だろう?愚考するに、インフルエンザの予防注射の影響があるように感じます。数日前、延び延びになっていたインフルエンザの予防注射、ワクチンを接種したのです。予防注射当日、僕は体調に何も問題を感じませんでした。体温も平熱、血圧、脈拍も正常でした。 これまで何度もインフルエンザワクチンを接種してきましたが、接種後、体には何の問題もありませんでした。そのような中での今回、突然の体調の変調。先週、インフルエンザワクチンの紛れ込み事故の話をしたばかりですが、僕自身、今回自分に紛れ込み事故のようなものを考えることはできません。そうすると、可能性として高いのはインフルエンザワクチンによる影響か?。
今後慎重に今回のことを振り返らなければなりませんが、それにしても今回の突如体調不良。非常に気味が悪いですね。
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