先週だったでしょうか?普段、財布の中にいくら入れているかを調べていた番組がテレビで放送されていたように思います。街角でインタビューをしながら持っている財布の中身を見せてもらい、所持金がいくらか?ということを調べる、何とも下世話な内容だったと思います。結果はいろいろでした。財布の中にあまり現金を入れないという人から○十万円入れていた人まで様々でした。
かつての僕は財布の中に大量の紙幣を入れて持ち歩くことが夢でした。好きな時に大盤振る舞いができるくらいの札束を持って歩けたらなあと思ったりしたものです。実際に僕の知人にいつも大量の札束を持ち歩く人がいたのですが、実際に大量の札束を持った財布を見た時のことです。“凄いなあ!”という驚きとともに何となく違和感を覚えました。それは、お金というのは見せびらかすものなのだろうか?という疑問でした。
金は天下の回り物といいます。金がまわるということは経済の本質でもあるのですが、自分の所に金があるということは他の人のお金が回り回って集まってきたもののはず。他の人が何らかの形で支払ったお金を持っているもの。他の人が使ったお金を頂いたものが今の持参金であるはず。いくら自分で稼いだといっても他の人が支払った大切なお金を人に見せるがごとく財布の中に入れて持ち歩くのは如何なものか?もし、大量のお金を持っていたとしても、慎ましくしておくのがいいのではないか?高額の買物の場合は、クレジットカードを使うようにして他の人の目につかないようにする方がいいのではないか? そのようなことを感じたのです。
現在の僕ですが、財布の中にはいつも2〜3万円程度の現金とクレジットカードを入れて持ち歩くようにしています。
ちなみに、クレジットカードに関しては今持っているクレジットカードの枚数以上増やさないようにしています。昨今、様々な場所でクレジットカードの申込を言われることがあります。電気量販店やガソリンスタンド、ショッピングモールや百貨店、銀行などのカードと提携したクレジットカードです。僕も気軽に応じていた時期があったのですが、気がつけばクレジットカードばかり。しかも、そのクレジットカードは全く使っていないのが現状です。これらクレジットカードの一枚でも紛失すれば、大変なことになります。自己管理できない枚数のクレジットカードは非常に危険です。今でもクレジットカードの勧誘を受けることがありますが、僕は極力断っている今日この頃です。
ある経済専門家の人曰く 「財布にクレジットカードを入れておけば、必要な現金というのは限られてくる。日本人は現金を持ちすぎである。」
僕も同感です。
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