当地では、7月から8月にかけて暑い、猛暑だといっていた暑さでしたが、お盆をピークに暑さがましになったというか、若干涼しくなってきたように思います。過ごしやすい気候になってきたのは有難いことですが、いつもの時期だとまだまだ暑かっただけに拍子抜けというべきか、物足りない感もないわけでもありません。暑い時は早く過ぎ去って欲しいと思っていたくせに、いざ気温が下がると何だか夏の終わりを思い、名残惜しくなってくるようなところがある。何だか勝手なものです。
暑い夏場では、うちの歯科医院では診療開始前から冷房を効かせていましたが、今では診療途中の時間帯から冷房を効かせるようにしました。昼過ぎになると暑くなり、患者さんに不快な思いをさせますし、歯科治療の効率も下がります。それでも、診療開始してからしばらくの時間帯は冷房を効かせなくても問題がないようになりました。従って、夏場、診療開始前に行っていた冷房装置のスイッチオンを最近しなくなりました。 この作業、一般家庭においても行っている当たり前の作業ではありますが、これが大きなビル、施設になるとなかなか臨機応変に対応することが難しいのが現状です。中央管理で冷房、暖房を操作していると、微妙な気温変化や時間操作をすることが難しいのです。大きな医療施設、大病院などはそうで、全館にわたって管理しようとしても、なかなかうまくいかないのが現状なのだとか。ある大学関係者の人の話では、4階建ての建物で冷房を効かせても、全館同じように冷房が効くわけではないとのこと。1階では冷房が効きすぎ、4階では冷房が効かない。2階と3階がちょうどいいなんてことが起こりうるのだそうです。最新式の建築物ではかなりこのあたりの調整がうまくいくような場合もあるのだそうですが、過去に立てられた施設の空調は使い勝手が悪い場所が多いのだとか。
そういった場所に比べれば、うちの歯科医院では小回りが効くといったほうがいいのかもしれません。弱小零細歯科医院ではありますが、こと温度管理に関しては微妙な変化に何とか対応し、患者さんに迷惑をかけない。こうしたところ、町歯医者、田舎歯医者の思わぬ利点なのかもしれません。
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