| 2008年06月10日(火) |
有名人口元チェック ヒラリー・クリントン |
今年、アメリカでは4年に1度の大統領選挙の年に当たります。アメリカは民主党と共和党の二大政党があり、大統領は常にこの二大政党の代表から選ばれているのはご存知のことでしょう。それぞれの党で全米の各州ごとに予備選挙が行われ、自らの党からの大統領候補者を選びます。正式にはそれぞれの党が開く党大会で大統領候補が選出されるわけですが、実際は、予備選挙で 代議員数の過半数を獲得した時点で実質的な大統領候補となります。
今回のアメリカ大統領選挙では、共和党はマケイン氏が早々に大統領候補となりましたが、民主党では最後の最後まで候補者選びが続きました。結果は、黒人初のアメリカ大統領を目指すバラク・オバマ氏がヒラリー・クリントン上院議員を僅差で破り、民主党大統領候補として選ばれる見通しとなりました。民主党大統領予備選挙開始前、ヒラリー・クリントン上院議員は夫であるビル・クリントン元大統領の知名度と上院議員としての政治活動、そして、資金力から民主党大統領候補の大本命であると目されていました。ところが、最終的に彼女はバラク・オバマ氏の変革を訴える勢いに押され、敗北宣言を出さざるをえなくなりました。
僕はヒラリー・クリントン上院議員の敗北宣言の演説をチラッとテレビで見ましたが、選挙戦中、自信満々で笑みを浮かべながら戦っていた姿とは対照的に、どことなく疲れた、無念の顔つきが見え隠れする彼女の姿が印象的に残りました。
そんな彼女を象徴するものが彼女の口元にありました。それは彼女の上の前歯の状態です。もともと彼女の上の前歯は3本がメタルボンド冠と呼ばれる被せ歯がセットされていたのですが、被せ歯に接する歯茎が退縮し、被せ歯の下にある自身の歯の一部が露出して見えていたのです。 誰しも被せ歯をセットする際、被せ歯は歯茎と調和するようにセットされているものですが、時間が経過するとともに、歯茎の状態にも影響をうけますが、徐々に歯茎が下がり、被せ歯と歯茎の隙間が見えてくるものです。 ヒラリー・クリントン上院議員の場合、民主党予備選挙が始まった当初は、彼女の上の前歯の状態は被せ歯をしているとはわかるものの、歯茎が下がったようには見えなかったのですが、今回の敗北宣言では明らかに歯茎がさがり、彼女の被せ歯の自身の歯の一部が見えていたのです。
わずか半年余り、何が原因で彼女の歯茎が下がったのかわかりませんが、大統領予備選挙のため広大なアメリカ各地を飛び回りながら選挙活動をし、一喜一憂する精神状態が彼女の上の前歯の歯茎に影響を及ぼしたのかもしれません。日本の選挙とは異なり、長期間にわたる選挙戦を戦わないといけないアメリカ大統領選挙。世界一のアメリカ合衆国の最高責任者に選ばれるためには非常に厳しい選挙戦を勝ち抜かないといけないわけですが、ヒラリー・クリントン上院議員の口元の変化を見ると、その選挙戦の激しさと体の消耗具合を垣間見たような気がしてなりませんでした。
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