歯医者さんの一服
歯医者さんの一服日記

2008年06月05日(木) 診察券の再発行について

昨日、所用で車を運転しながらあるラジオ番組を聴いていると、医療機関の診察券についての話題が出ていました。内科や外科、皮膚科、耳鼻咽喉科、そして、歯科医院の診察券がたまり、管理ができず無くしてしまうことが多いという話でした。

この話、わからないわけでもありません。かくいう僕もいくつもの病院、診療所の診察券を持っているからです。

僕の場合、持っている診察券の多くは過去に働いていた病院の診察券が大半です。病院に勤務する際、一種の職員としての証明として診察券が手渡されたことが多かったのです。診察券を通勤タイムカード代わりに使用して病院に勤務していたのです。この診察券を実際の診療で使うことはありませんでしたが、それでもいざと言う時のための安心感はあったものです。
今となってはこれら診察券の病院は今の自宅からははるか離れた場所にあるため、実際に使うことはまずないでしょうが、自室の机の片隅に保管しています。
問題は家の近くにある診療所の診察券の場合です。基本的に僕は必要と思われる診療所の診察券は財布の中に入れる主義なのですが、最近、僕の財布の中にはやたらカードが増えてきて管理に困っています。というのも、クレジットカードがやたら増えてきているからです。

近くの家電量販店、ガソリンスタンド、スーパーマーケット、ショッピングモール、携帯電話販売店などなど、様々な場所でクレジットカードを作る誘いを受けます。クレジットカード払いであればポイントがついて、お得だとか、割引がある、ポイントがたまるとマイルと交換できるという宣伝文句にのせられ、ついついクレジットカードが増えていくばかり。そのため、僕の財布の中にはいつしかクレジットカードが増え、財布の中に入りきれなくなりました。そこで、普段最低限使用するクレジットカードだけを常備している財布に入れているのですが、おかげで診療所の診察券を入れるスペースが限られているのです。

僕は、普段使用しないクレジットカードや診察券は自室の机のある場所に保管することにしています。そのため、あまり紛失することはないのですが、それでも、時には必要とする診察券が目の前から無くなっていることもあり、自分の管理不足を痛感することもあるのです。

うちの診療所の場合、診察券は紙製のものです。基本的に一回の初診から治療終了までを一枚として発行していますが、大きい診療所や病院の場合、診察券に磁気カード式を採用していることが多いです。このような場合、診察券を紛失すると再発行のために一定の料金を取られることがあります。これに対し不満を持っている人もいるかもしれませんが、診察券には様々な個人データが入っています。コンピューターによって患者情報が管理されているような医療機関の場合、一人の患者情報管理にはそれ相当のコストがかかっています。そんな医療情報の源となる診察券を紛失されると、病院としてはかなりの負担を強いられるのです。そこで、紛失した場合、患者さんには応分の負担をお願いせざるを得ないというのが実情なのです。
うちのような弱小歯科医院の場合、診察券は簡単に、無料で再発行できますが、磁気カードタイプの診察券の場合、再発行は無料でない場合が多いことを知っておいてほしいと思います。


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