歯医者さんの一服
歯医者さんの一服日記

2008年02月18日(月) 42回目の誕生日でした

おかげさまで僕は昨日をもって42歳となりました。
かつて自分の誕生日だといえば段々と大人になっていくワクワクドキドキ感があったものですが、今となっては誕生日を迎えたからといって大きな感激があるわけでもなく、静かに誕生日を迎えたというのが正直なところです。

昨日はささやかながらも家族が僕のために誕生日を祝ってくれました。以前ほど誕生日には感慨はないと書いておきながらも、実際に祝ってもらうとそれなりにうれしいものです。今更ながら家族の有難さを感じざるをえません。

僕は独り身ではなく、家族がある。嫁さんを筆頭に9歳と6歳のチビという家族です。昨日、誕生日を祝ってもらっている間、改めて一家を支える大黒柱として家族を守っていかないといけないなあと感じた次第です。

家族の中で最近つくづく思うに、子供にはいろいろな親や親族の遺伝が伝わっているなあと感じます。
例えば、最近9歳のチビが何気なく立っている姿は横からみれば父親と非常に良く似てきました。ポケットを手に入れて立っている姿は父親を少し小さくしたかのように思えるくらいに似ています。隔世遺伝という言葉がありますが、9歳のチビの立ち姿は隔世遺伝の典型ではないかと思うくらいです。
6歳のチビに関しては、ふと見せる姿が僕の義理の兄、すなわち嫁さんの実兄にそっくりな所があるのです。かつて、義理の兄にこのことを伝えたところ、義理の兄もそのことを感じていたようで、自分の幼少期に非常に似ている面があると目を細めていたのが印象的です。

子供たちは僕と嫁さんの子供ですから、当然のことながら僕の血、僕の親族の遺伝と嫁さんの血、嫁さんの親族の遺伝とハイブリッドです。当たり前のことといえばそこまでですが、同じように僕と嫁さんから生まれたチビ二人を見ても、お互いは全く違う風貌、気質なのは不思議に思います。僕と嫁さんから受け継いだ全ての遺伝がチビたちに発現するわけではありませんが、それにしても、二人のチビの個性がこれだけ違うものかと日々感じるくらい、二人のチビの成長は異なっています。親として同じような愛情を持って、同じ環境で育てていても、同じはずの遺伝を受け継いでいても二人の個性がまるっきり違う。僕には弟がおり、弟と僕とは全く異なる個性であることは身を持ってわかっていたつもりでしたが、自分の子供に至るまで個性が違う現実を見ると、遺伝の奥深さを感じずにはいられません。

さて、二人の口元ですが、上のチビは完全に僕の遺伝です。すなわち、口全体が大きく、歯の大きさも大きい。
一方、下のチビは完全に嫁さんの遺伝です。僕は嫁さんだけでなく、嫁さんのお母さんと義理の兄さんの歯の治療をしたことがありますが、三人とも同じような口元をしておりました。すなわち、おちょぼ口、小さな口をしているのです。
このことは毎日チビたちの歯磨きをしていて感じることです。上のチビの場合、口が大きいですから歯ブラシを口の中に入れる際には余裕を持って入れることができるのですが、下のチビの場合は口が小さいため、時には口角を裂けるような時もあり、下のチビからは文句を言われることもあるくらいです。それ故、今後永久歯へ代わっていく際、歯並びがどうなるか心配するくらいです。その点、上のチビの歯並びは今の所順調で、きれいな歯並びバランスの整った噛み合わせを維持しながら永久歯と生え変わっています。

二人のチビの遺伝の違いは、口や歯の違いにも影響を与えているわけですが、二人とも僕の大切な子供です。少なくとも彼らを独り立ちさせるまではしっかりと働いていかないといけない。
42回目の誕生日を祝ってくれているチビたちの姿を見ながら、子供にいろいろなことを学ぶことがあることを改めて感じた、歯医者そうさんでした。


 < 前日  表紙  翌日 >







そうさん メールはこちらから 掲示板

My追加