歯医者さんの一服
歯医者さんの一服日記

2007年12月22日(土) 年の瀬の歯の大掃除

年の瀬も迫り、クリスマス、そして、もういくつ寝るとお正月という頃になってきました。
毎年、歯医者では一年の区切りに何とか治療を終えてしまいたいという患者さんが多く、年の瀬の診療は何かと気ぜわしいものがあります。

昨日、ある患者さんの治療が終わりました。その患者さんの最後の治療は、歯石除去とPMTCと呼ばれるものでした。
歯石除去は読んで字の如く、歯石を取り除くことです。PMTCとは英語のProfessional Mechanical Teeth Cleaningの略で、専門家による歯の清掃のことを言います。普段の歯の清掃は言わずと知れた歯磨きですが、一生懸命磨いているつもりでもどうしても取れない汚れ、取り残している汚れ、歯石などがある場合が多いものです。これを歯医者では専門家としてきれいに歯の清掃をし、歯の健康維持につなげる。これがまさしくPMTCなのです。まさしく、歯の大掃除です。
最近、僕は患者さんにこのPMTCを勧めています。歯の大掃除をすることによるメリットが大きいからですが、それ以上に大切なことはこのPMTC、受けていて気持ちが良い治療なのです。歯の治療というと“痛い”というイメージが付きまとうものですが、PMTCに関しては非常に気持ちが良いのです。歯の大掃除ではあるものの、きれいに磨いて終わるわけですから、治療の最後の方は非常に気持ちよく感じるものなのです。

「この掃除ってやみつきになりそうですわ」
と言ってくださる患者さんもいるくらいです。昨日の患者さんもこのPMTCにはまっている患者さんの一人で、

「先生、年末恒例の歯の大掃除をして下さいよ」
と笑いながら治療をされていたのが印象的でした。

歯医者は歯の悪い所を治療する場所ではありますが、歯の大掃除をする場所でもあります。今からだとどこの歯医者さんも予約で詰まっているかもしれませんが、皆さんも一度年の瀬の歯の大掃除を受けられたら如何でしょうか?


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