歯医者さんの一服
歯医者さんの一服日記

2007年12月04日(火) 年末交通取締り 裏話

いつの間にか気が付いてみれば暦は師走ですね。今年一年も後30日を切ってしまいました。何だか毎日があわただしく感じているうちに一年が通り過ぎていく。そのように思わざるをえない今日この頃です。

先週末、地元歯科医師会の有志の先生が集まっての忘年会がありました。いつものようにいろいろとわいわい騒ぎながら忘年会に参加していたのですが、忘年会に遅れて参加していた先生の中に警察歯科医のY先生がいました。

「遅くなってすまん。」
「先生、今日は急用で遅くなるということでしたけど一体何だったんですか?」
「詳しくは言えないんだけど、警察歯科医の仕事で地元警察から呼び出しがあったんだよ。それほど時間がかからなかったので、今日の忘年会をドタキャンせずに済んだね。」
「突然の呼び出しってどれくらいあるものですか?」
「時によりにけりだけども、一ヶ月に一回はコンスタントにあるかな。不審死体の検死がなんだけど、続く時は一週間に二、三度なんてこともあったな。」

「ここだけの話にして欲しいのだけど、今日警察に行ったら、交通課の連中が話をしていたよ。年末に交通取締りが多くあるだろう。今年の年末も各地でいろんな交通取締りがあるはずだ。今日話し合っていたのは、速度制限での取り締まりだったよ。」
「速度制限の取締りってどんな感じですか?」
「毎年、重点的に行われる場所がある。今年は速度制限が50キロからいきなり40キロになる場所が市内に数ヶ所あるんだけど、そこがターゲットになるらしい。○○や△△のあたりがそうなんだよ。そこを狙い目にしたいけど、取り締まった車を誘導できる場所が確保できるのかどうか・・・なんてことを話しあっていたな。」
「面白いのはね、警察の中だよ。俺がいつも付き合っている鑑識課の連中は交通課の連中をバカにしているんだよ。警察はお互いの課同士は干渉しない暗黙の了解みたいなものがある。例え、警察の車を走らせていても鑑識課の連中が乗っていたら、スピード出しすぎの車両は捕まえないんだよ。鑑識課の仕事は交通課の仕事ではないから見て見ぬフリをするものなんだ。ところが、実際はお互いのプライドが高くてね。特に鑑識課の刑事は交通課の連中を鼻にもかけていないんだよな。今回も交通課の連中が年末取締りの話をしていたら、鑑識課の刑事の一人が言ったよ。『そろそろ連中、ボーナスの査定時期やからな』って。警察ってそんなもんだよ。」

「この話、あくまでもここだけの話にしておいてくれよな。口外しないように!」

Y先生、すみません。口外してしまいました!


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