2007年11月30日(金) |
タッチタイピングを習得するコツとは? |
先週末、僕はある歯医者仲間同士の勉強会に参加してきました。この勉強会は定期的に行われているもので歯科に関する最新の文献を集め、読むことにより互いに知識を深めていこうという趣旨で行われているのですが、お互い輪番で担当者を決め、その担当者が参加者全員に教えていくというスタイルを取っています。担当者は文献を読むだけでなく、文献に書いてあることを別紙にまとめ、それを参加者に提示する必要があるのです。先週末もそんな勉強会があったのですが、今回の担当であったM先生が思わずこぼしました。
「毎回、この勉強会の準備は苦労をしますよ。」 「それは皆そうじゃないかな。皆日頃歯医者として治療をしているわけだし、その合間をぬって準備をするわけだから大変でない人なんていないよ。」 「お互いの知識を深めるためですから仕方がないことだとは思っているんですよ。未だに慣れない、できたら避けたいことがあるんです。」 「それは一体何なの?」 「ワープロを使うことなのです。」 「普段、インターネットを使ったりして慣れていないの?」 「インターネットは見ているのですけど、文字を打ち込む時はいつも苦労をするんですよ。読んでいることに関しては楽ですし、URLなどは検索エンジンからコピペやクリックして飛ぶことができるでしょ。けれども、自分でワープロソフトを使って文書を作成するとなるとこれが一苦労でして。」 「それは僕もわかるけど、結局のところ、ワープロを使うことが苦にならないためには、ワープロを使い続けるしかないんだよね。量の問題なんだよ。」 「僕はいつも人差し指で入力しているんですけど、手元を見て画面を見てというのを繰り返していると、目が疲れてくるんですよ。これが結構ストレスで・・・。」 「それはまさしくサイトメソッドだね。ブラインドタッチ、今風に言えば、タッチタイピングをマスターすればいいじゃない。」 「簡単に言われますけど、それって難しくないですか?僕には信じられませんよ。」 「簡単だよ。僕も最初は先生と同じだった。わずか400文字を打つのに一晩かかったくらいだったからね。だけど、時間を作ってタッチタイピングの練習をしながら、いくつもの文書をつくっているうちに苦にならなくなった。今では手書きの文章を書く前にワープロソフトを使って下書きを書いてから、手書きをするくらいだからね。」 「一種の教則本みたいなワープロ練習本を買って練習するもよし、最近ではフリーソフトでタッチタイピングマスター用のフリーウェアソフトがいくつもインターネット上で公開されているよ。そういったものを利用しながらひたすらワープロを打つ。」 「先生は毎日患者さんの診療をしているでしょ。患者さんの歯を治療するくらいの技量があるんだったら、ワープロをマスターすることは難しくないはずだよ。後は気合だね。」 「気合ですか?気合が入るようになりたいですね。」 「それじゃ、今度の担当は僕なんだけど、僕の資料を作っておいてくれるかな?これも一種の気合入れみたいなものだよ。ハッハッハ・・・。」 「そうやって僕に仕事を振るのは止めて下さいよ、トホホ。」
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