歯医者さんの一服
歯医者さんの一服日記

2007年09月07日(金) 絵文字についていけません!

台風9号が首都圏を暴風域に巻き込みながら上陸し、東日本を縦断している模様です。昨夜から今朝にかけて関東方面の方は雨風が強い時間を過ごされているのではないでしょうか?昔から、今頃の時期は二百十日、二百二十日といって台風がやって来る特異な時期だと言われていますが、今年もまさしくそうなってしまったようです。少しでも早く台風9号が立ち去り、台風一過の秋晴れになってほしいものですね。

さて、今週から全国各地の幼稚園、小学校、中学校、高校では二学期が始まりました。幼稚園や学校に通う子供をお持ちの家庭では、特にお母さん方は子供の世話から開放されてほっとされている方も多いと思います。我が家も二人のチンチンボーイズがそれぞれ幼稚園と小学校に行き始めました。夏休みの後半には、時間を持て余していたところがありましたから、親としても彼らの面倒をみるのが四苦八苦してだけに一息ついたといったところでしょうか?
ところで、幼稚園に通っている下のチビは、幼稚園に通う際、常に携帯しているものがあります。その一つが連絡帳。自分の子供のことについて親が気になっていること、注意してほしいことなどを担任の先生宛に書くと、担任の先生が子供の幼稚園での様子について記したり、親からの問い合わせに対して回答をする大切な連絡帳です。おそらく、どこの保育所、幼稚園でも同じような連絡帳があることでしょう。

僕も時折下のチビの連絡帳を見せてもらうのですが、先日、新学期が始まってから初めて連絡帳を見たのです。幼稚園の担任の先生からはいろいろと下のチビのことが書かれてあったのですが、担任の先生が書いている文面を見ているとあることに気がつきました。それは、幼稚園の担任の先生からの書き込みの中に、絵文字らしきものが散見していたことです。

今の下のチビの担任の先生は20歳代前半の年齢です。嫁さんや僕とは20年の年齢の違いがあるということになります。当然のことながら考え方、価値観が異なって当たり前ではありますが、それにしても、保護者との連絡帳に絵文字を入れるというのは、今の若者の感性なのでしょうか?

嫁さんとも話をしていたのですが、もし自分が幼稚園の先生だったら、連絡帳を通じての保護者のやり取りでは、絶対に絵文字を書くことはないでしょう。
幼稚園では大切なよそ様の子供を預かっているのです。その子供の保護者にしたためる文書は非常に気を遣うものではないかと思うのです。
一方、絵文字というのは同世代の友達同士、特にメールのやり取りで使用されるもので、文字だけでは表現しにくいニュアンスを出す記号として若い世代を中心に認知されているものではないでしょうか?少なくとも、自分よりも年上の、人生の先輩に対して絵文字を使うというのは如何なものかと思うのです。絵文字を使用することがだめだということではありませんが、自分が受け持っている子供たちの保護者に対しては絵文字の使用は如何なものかと僕は感じたのです。

絵文字に対する僕の考え方は古い考え方なのかもしれません。世の中の習慣、風習、文化は常に変化するものです。古くはエジプトでパピルスを使用していた時代から、若者の行動、言動に対し“今の若者は・・・”と人生の先輩は嘆いていたといいます。僕よりも若い20歳代の人たちの感性は40歳代の僕とは明らかに違っていることは確かなのですが、それにしても親と連絡に絵文字を使うという感性は、僕にはどうも受け入れ難い。

「今の若者は・・・」と言ってしまいたくなる、絵文字についていけない歯医者そうさんでした。


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