歯医者さんの一服
歯医者さんの一服日記

2007年08月14日(火) 全国で異なるNHKニュース

今週の前半はうちの歯科医院ではお盆休みです。うちの周囲は田舎なので患者さんやスタッフの家庭ではお盆を利用して里帰りしている家庭が多いのです。夏の暑い時期でもありますから、体力面も考慮し、8月13日から15日まではいつもお盆休みを頂いているのです。
先週末から昨日まで僕は嫁さんの実家へ出かけておりました。嫁さんの実家は中国地方の某所にあるのですが、お盆の時期には嫁さんはいつも実家に帰っております。僕も一緒について行っているのですが、最近では二人のチビたちも一緒。家の中で退屈そうにしている彼らの気分転換も兼ねて嫁さんの実家へ連れているのです。嫁さんとチビたちは今週末まで田舎に帰っているのですが、僕は仕事の関係で一足早く自宅に戻り、こうやって日記を書いているというわけです。

さて、嫁さんの実家に行きNHKのテレビニュースを見ていると、いつもあることに気がつきます。NHKの定時ニュースは、時間の前半は全国や世界のニュースを報じているのですが、後半は地方のニュースを報じています。普段、僕は関西に住んでいますから、NHKテレビニュースの後半は常に関西地方のニュースを見ているわけです。ところが、嫁さんの実家ではそうではないのですね。嫁さんの実家でのNHKテレビニュースの後半は中国地方のニュースなのです。当たり前といえば当たり前ですが、僕はこのニュースを見た時に嫁さんの実家と僕の自宅とが全く違う生活圏にあるのだなあということを感じます。

これは何も嫁さんの実家で感じるだけではありません。先々週末、僕は東京へ行ってきたのですが、そこでのNHKテレビニュースでは後半には首都圏のニュースを流していました。しかも、ニュースを報じているアナウンサーは全国のニュースを報じているアナウンサーがそのままです。今ではもう慣れましたが、東京方面を初めて訪れNHKニュースを見た時、僕はこの事実に少々驚きました。なぜなら、僕が住んでいる関西では、ニュースの後半はアナウンサーが変わっていましたから。このことが当然だと思っていた僕にとって、東京ではそうではない事実。些細なことかもしれませんが、普段の生活で何気なく見慣れている光景が異なることは、僕にとって一種のカルチャーショックでもあったのです。

この話を嫁さんにしていると、嫁さんも同様のことを言っていました。嫁さんは中国地方の某所で生まれ育ち、僕と結婚してから関西に来たのですが、結婚生活当初、NHKニュースを見た時に、ニュース後半が関西のニュースであることに違和感を覚えたといいます。自分が生活している環境が大きく変わっているということを実感した一つの出来事だったというのです。地元を離れ遠くの土地へ嫁いだ事実がNHKニュースでもわかったらしいのです。
結婚して10年以上経過した今では、さすがにそのような違和感は無くなったそうですが、違和感がなくなるまでには多少なりとも時間が掛かったということを告白しておりました。

普段何気なく見ているNHKのテレビニュースですが日本各地では微妙に違う事実。日本という国は自分が住んでいる土地だけではないことを感じますね。


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