| 2007年08月11日(土) |
厚生労働省職員による振込詐欺? |
僕の所属する地元の歯科医師会にはファックスの連絡網があるのですが、昨日、そのファックス連絡網に流されてきたものに下のような内容のものがありました。
最近、厚生労働省職員を装った以下のような不審電話の情報が寄せられていますので注意願います。
(1)「厚生労働省社会医療センター(又は厚生労働省医療保険センター、厚生労働省社会保険局)ですが、医療保険特別補助金○○円の請求期限が今日までなので請求手続を行ってください。」
(同様のケース) 「高額療養費の申請手続きが行われていません。銀行/郵便局のATMに行って電話をしてください。すぐに振り込みます。」 「医療費控除の還付金があるので、銀行/郵便局のATMに行って電話をして下さい。すぐに振り込みます。」
厚生労働省では、このような請求手続の依頼は行っておりません。このような電話があっても、銀行口座等の個人情報を教えたり、金銭の振込を行ったりすることのないようご注意ください。
振込詐欺の一種です。これまでは葉書の通知による形式が多かったように思うのですが、最近は直接電話をかけてくるようなケースが多いようです。 オレオレ詐欺も同じなのですが、突然思わぬ人から電話がかかり、金を振り込まないと大変なことになると言われると、動揺してしまう心理を巧みについた詐欺だといえるでしょう。
それにしても、厚生労働省職員からの電話なのに、どうして銀行や郵便局のATMに行って電話をしないといけないのでしょう?また、医療保険特別補助金や高額医療費、医療費控除などの請求手続きというのは、冷静に考えれば厚生労働省が個人に通知するようなことは絶対にありません。厚生労働省の役人が美味しい話をあかの他人に教えるようなことはないはずです。
振込詐欺もいろいろと変化してきているようですが、“銀行や郵便局のATMへ行って“なる文言を見たり、聞いたりした時は、まずは相手を疑ってみるべきですね。
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