| 2007年08月03日(金) |
いつ夏休みの宿題をしますか? |
昨日、小学校の林間学校のような宿泊行事に参加してきた上のチビが帰ってきました。 某所で二泊三日の林間学校だったわけですが、最近は便利になったいうべきか、サービスがいいというべきかわかりませんが、親もチビの林間学校の様子が手に取るように把握できたのです。 というのも、林間学校の様子が時系列で、ほぼ同時進行でインターネット上で公開されていたからです。上のチビの小学校では、学校全体で情報公開に積極的なのですが、その情報公開の一環としてインターネットによる情報公開に力を入れているのです。各学年ごとにブログがあり、そのブログには各学年の行事が詳細に掲載されているのです。 今回の上のチビの林間学校も出発から学校へ到着するまで詳細に、写真、解説付きでアップされていたのにはびっくりしました。どうも担当の先生がいるようで、その人が丹念に生徒たちの様子を写真に撮り、モバイル用のパソコンで編集してインターネットを通じて、学校のサーバーにアップしているようなのです。これら模様はパスワードが無いと見る事ができない仕組みになっていますが、生徒たちは保護者にパスワードが公開されており、パスワードを入力すると、見る事ができる仕組みになっています。 至れりつくせりといった状態です
そんな林間学校から帰ってきたチビは、帰ってきて開口一番 「今回の林間学校のことは作文に書かないといけないんだよ。夏休みの宿題が増えたよ。せっかく夏休みの宿題が終わったというのにねぇ。」
夏休みの宿題。今や僕にとっては懐かしい響きですが、夏休みの宿題を如何に仕上げるかということで悩んできた人は少なく無いのではないでしょうか?僕の周囲に確認してみると、かなりの人たちが夏休みの宿題を夏休みの後半に仕上げていたようです。夏休みという一ヶ月以上の休み。1学期が終わり、暑い夏を迎えついつい気が緩んでしまい、夏休みの前半は遊んでしまった。ところが、夏休みも後半に入ると、し残していた宿題があり、急いで宿題を仕上げるというパターン。
僕は小学校、中学校、高校の夏休みの宿題はいつも夏休み早々に片付けていました。これは母親の影響が強かったからだと思います。母親は夏休み前に常に夏休みの計画を立てるほどの教育熱心で 「学校の夏休みの宿題は7月中に終わらないといけないよ!」 と口癖のように言っていたものです。 そのため、夏休みが始まったばかりの前半は、僕は常に学校の宿題をたくさん解いていたような記憶しかありません。その時はうっとおしく感じていたものですが、実際に宿題を早々に終えてしまうと、気分的に非常に楽で、友人たちが夏休みの後半に宿題に追われている時には、のんびりと過ごしていたような記憶があります。
こんなことを書くと、僕はいかにも優等生のように思われるかもしれませんが、その反動とも言うべきでしょうか、今の僕は期限のある仕事はいつもぎりぎりになるまで仕事をしないという習慣になってしまったのです。 本来なら、期限までに余裕のある日程を組んで臨めばいいのでしょうが、どうもやる気がでないのです。言い方が適切ではないかもしれませんが、どうも尻に火がついて初めてエンジンがかかり、仕事をするようなことになってしまっています。 “いつもこれではいけないなあ“と思っているのですが、この習慣、なかなか治りません。
タイムリミットがある仕事として有名なのが作家だと思いますが、多くの作家は時間に追われ、編集者に急き立てられるようにして原稿を仕上げると聞いています。僕はこの気持ちよくわかります。時間制限があって始めて気合が乗ってくる感覚というのがあるのですね。 ところが、作家の中にもいろんなタイプの人がいるようで、僕が好きな池波正太郎などは常に余裕を持って作品を編集者に手渡していたのだとか。編集者を待たせるようなぎりぎりのタイミングで作品を書き上げることはしなかったようです。うらやましい限りです。
チビには“宿題は早く仕上げないといけないよ”と言っておきながら、自分を振り返ると自分の言っている言葉に説得力がない事実。 少なくとも夏休みの間は、僕も早め早めに仕事をしていくようにしないといけないなあと感じた、歯医者そうさんでした。
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