2007年06月02日(土) |
検診医のバカヤロウ! |
昨日、歯科検診の話を書いたばかりですが、タイミングを合わせているかのように下のチビが幼稚園から歯科検診の報告書なるものを持って帰ってきました。その結果は・・・、 むし歯が2本。
思わず首を傾げてしまった歯医者そうさん。その訳とは、下のチビの検診前に僕が下のチビの口の中をチェックしていたからです。
恥ずかしい話ですが、下のチビは歯医者の息子でありながらむし歯が数本ありました。これらむし歯は初期の段階でしたので直ちに治療を施し、その後は定期的にチェックをしておりました。今回、幼稚園での検診前にも下のチビを診療所へ連れて行き、診療台の上に寝かせ念入りに調べてみました。
“これなら問題なし” と思い、歯科検診に送り出したのでした。ところが、下のチビは幼稚園の歯科検診でむし歯2本を指摘され、治療勧告書をもらって帰ってきたのです。
直ちに、下のチビの口の中を再度調べてみました。全く問題はありませんでした。ただし、むし歯と見間違えるような場所があることはわかりました。かつて、下のチビに詰めたプラスチックの詰め物が一部変色していたのです。その部分は僕が診療所の診療台の上で見て全く問題がなかった場所だったのですが、歯科検診ではその部分をむし歯と判定してしまったことが想像つきました。
実は、この手のような検診のエラーというのは結構あるものです。検診というのは一種のスクリーニングです。短時間で多くの人たちを検診していくわけです。しかも、検診場所は歯科医院の診療台の上とは異なり、暗い中でミラーを用いて調べていきます。当然のことながら見落としがある場合が考えられるのです。また、むし歯かどうか判定しにくい場合、厳しく判定することが普通です。これは疑わしい歯の精査を歯科医院に依頼する意味合いがあるのです。
下のチビの場合も上記のようなことがあったことが予想されました。同じ検診歯科医として事情はよくわかっているつもりですが、その一方で僕はむし歯を指摘された親として納得いかないところがあります。まあ、親ばかと言われても仕方がないのですが、診療所の診療台の上で下のチビの歯に問題がないことがわかり、治療勧告書を書いている最中、思わずつぶやいてしまいました。
検診医のバカヤロウ!
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