2007年04月24日(火) |
これでも清涼飲料水を飲むことができますか? |
先の僕の日記でコーラに含まれている砂糖量を書いたところ、かなりの反響がありました。おそらく、コーラは甘い清涼飲料水だというイメージをお持ちの方はいるにはいたでしょうが、実際のところ一本のコーラにこれほど多くの砂糖が含まれているとは予想もしなかった方が多かったものと思われます。
先日、テレビコマーシャルで某清涼飲料水メーカーのグレープジュースやオレンジジュースのコマーシャルが流されていました。実は、かつて僕もの清涼飲料水が好きで、一時期好んで飲んでいた時期がありました。炭酸の刺激とほのかににおうグレープやオレンジの香りが何とも言えなかったものです。暑い夏のシーズンを前にして、某清涼飲料水めーかーでは、最近知名度が上がってきた某漫才タレントを出してコマーシャルを流しております。
清涼飲料水のコマーシャルというもの、見ていると、飲んでいて如何にも楽しいという雰囲気作りが満載です。清涼飲料水を飲む一時が人生で最もハッピーであるとでも謳いたいような感じです。消費者の購買意欲をそそるようにうまく作られているものだなあと関心するのですが、僕は、清涼飲料水の実態を知ってしまうと、飲むのに二の足を踏んでしまいます。
前回はコーラの砂糖量だけを記しましたが、今回は僕の手元にある某学会雑誌に掲載されている資料を基に、他の清涼飲料水についても記します。 ちなみに、角砂糖一個は4グラムの砂糖が含まれているとします。
ファンタグレープ350ml 45.15グラム 角砂糖 11個 ファンタオレンジ350ml 41.30グラム 角砂糖 10個 スプライト 350ml 38.15グラム 角砂糖9.5個 コカコーラ 350ml 38.50グラム 角砂糖9.5個 UCCコーヒー 250ml 31.00グラム 角砂糖7.5個 ポカリスエット 250ml 18.40グラム 角砂糖4.5個 ヤクルト 65ml 11.90グラム 角砂糖 3個
よくスポーツドリンクは体のことを考えた成分であるということが言われているようですが、実際にはかなりの糖分が含まれていることがわかります。これから夏の暑い時期を迎えますが、咽喉が渇いたからといってスポーツドリンクを好んで飲むと、砂糖の摂取量も少なくなく、人によっては糖尿病になってしまう方もいることでしょう。
驚くべきはヤクルトです。小さなあの容器になんと角砂糖3個が入っているのです。これを350mlの容器に換算すると、約64グラム(角砂糖16個)に当たります。ヤクルトは乳酸菌が多量に含まれていることはよく知られていることですが、乳酸菌が多く含まれる食品はすっぱいもので、このすっぱさを隠すために多量の砂糖が使われているのです。
これから各地では夏を迎え、清涼飲料水の消費量も増えてくるものと思われますが、どうか清涼飲料水には上記のような多量の砂糖が含まれているということを知った上で、お飲み下さい。
ちなみに、僕は普段は清涼飲料水を全く口にしません。水かお茶ぐらいです。清涼飲料水に含まれる砂糖量を考えると、やすやすと市販の清涼飲料水を口にできなくなりました。
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