歯医者さんの一服
歯医者さんの一服日記

2007年04月18日(水) ベッドより畳の布団の上で寝たい

一日が終わり、睡眠を取ろうとする時、皆さんはベッドの上で横になりますか?それとも、畳や床の上に布団を敷いて寝ますか?
僕は後者です。現在、我が家の寝室ではチンチンボーイを真ん中に川の字?になって寝ています。
夕方になると嫁さんが布団を敷き寝床を整えます。朝になると、仕事に出かける前、僕が布団を上げ、押入れにしまうということをやっています。

それぞれの家庭には様々な環境、事情があります。一概にベッドの上で寝るのがいいのか、畳の上に布団を敷いて寝るのがいいのか優劣をつけるのは難しいでしょう。
僕の場合、生まれてからほとんど畳の上に布団を敷いて寝てきましたから、ベッドの上に寝るということにはどうも違和感があります。
一時期ベッドに憧れていた時があり、ベッドで寝ていた時期がありますが、熟睡することができず、結局、元の畳の上に布団を敷いて寝ることになった経験があります。

各地を旅行や仕事で行くことがありますが、宿泊先のホテルはほとんどがベッドです。仕方がなくベッドの上で寝ることになりますが、どうも背中が柔らかい感じがして落ち着かず、これまた熟睡とは程遠い状態になってしまいます。
僕の知人の一人も畳の上で布団を敷いて寝るクチなのですが、その知人は、旅先のホテルでも和室がある場合は和室で泊まるのだとか。和室が無い場合には、ホテルのベッドの上の布団をはずして、床の上に敷き、その上で寝るのだとか。

ところで、ベッドでいつも疑問に感じるのはベッドの掃除のことです。
もちろん、ベッドでもベッドメイキングがあることは知っています。ベッドの上のシーツは毎日交換し、掃除し、整えるものです。けれども、ベッドそのものを移動してまで掃除する機会は限られているように思うのです。特に、大きな立派なベッドになるとどうしても据え置き型であり、移動してまで掃除するということはかなり大儀なことのように思うのです。

また、ベッドを設置すると、その面積分だけ部屋の空間が無駄になるようにも思えます。大きな余裕のある部屋であればいいのかもしれませんが、部屋の面積が限られている人にとって、ベッドの分だけ空間が占拠されるのは、空間の有効利用の面からすればもったいないように思うのです。それに比べ、畳の上で布団を敷くということは、まいど布団を下ろしたり、あげたりすることでベッドのように一定の空間が占領されることがなく、寝る必要の無い時は有効に空間を利用できるように思うのです。

話がわき道にそれますが、ベッドと似て非なる物として歯科診療用の診療台、診療用チェアがあります。この診療用チェアは非常に寝心地が良いということをご存知でしょうか?
歯科の診療というとどうしても緊張感を強いられるイメージが強いですが、そんな緊張感を少しでも緩和するため、診療用チェアは人間工学的に快適に過ごせるようなデザインになっているのです。ある程度治療に慣れられた患者さんの場合、仰向けに水平になって治療をしていると、いつの間にか目がうつろになり、口が閉じてくる方が少なからずいるのです。口が閉じてしまうと治療ができなくなるので、その都度、口を開けてもらうよう患者さんにお願いはするのですが、それでも治療が終わると

「いつの間にか寝てしまっていましたよ」
と言われる患者さんもいるくらいです。
数ある歯科医院の中には、昼休みの間、診療スタッフが診療用チェアの上で昼寝している光景も見られます。


とにもかくにも僕の屁理屈を書いてきましたが、ベッドにはベッドのよさがあるのは承知しています。ベッドの上で寝るのか畳の上で布団を敷いて寝るのか、どちらに優劣をつけることは愚問でしょうが、僕は、畳の上に布団を敷いて寝ることが身にしみているが故に、こだわりがあるということなのですよ。


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