歯医者さんの一服
歯医者さんの一服日記

2007年02月23日(金) 洋式トイレの立小便にこだわりたい

築30年近くするうちの歯科医院。これまでも何回か改造を行ってきたのですが、トイレに関しては開院当時のままでした。昨今、うちの歯科医院に来院する患者さんを見ていると高齢化が進んでいること、また、各家庭に洋式トイレが普及したことなどからうちの歯科医院のトイレも洋式にしないといけないだろうと思い、昨年末、ようやくトイレを洋式化しました。
トイレの様式化は患者さんからは概ね好評です。中でも高齢の患者さんにとっては足腰に負担を強いられる和式よりはずっと楽にトイレを使用できるという評判です。改造にはそれなりの金額がかかったのですが、患者さんからの評判が良いとそれなりの投資効果があり、うれしい限りです。

トイレは洋式化ですが、各家庭のみならず、様々な施設、建物を見ても和式のトイレを探すのが難しくなってきているくらいトイレの洋式化が進んでいると言えるでしょう。そんなトイレの洋式化では、予想もしなかったライフスタイルの変化が現れているようです。
ある調査によれば、男性の3割が用を足す際、立って行わず、座って用を足しているといるとのこと。その理由として、幼少の頃からトイレを汚すことを注意されてきたため、座って用を足すことが生活習慣となったとのこと。また、自宅以外の場所で用を足す際、洋式トイレを探し、座ってしないとできないという男性が少なからずいるというのです。

これは考えものだと感じた歯医者そうさん。理由は簡単です。立ち小便は男の文化、ロマンではないかと思うからです。立小便とは男だけに与えられた特権のようなもの。その特権を自ら放棄し、座って小便をするとは、何てもったいないことなのだろうと感じるのです。

そこで僕はない知恵を絞って考えてみました。座って小便をすることが増えてきている理由が、立小便によって便器周囲を汚すことが問題となっているからです。それならば、立小便で便器周囲を汚さない方法を考えればいいことだと。

愚考するに、立小便で便器周囲を汚すということは、男のシンボルから出た小便が便器や便器に溜まっている水に当たり、それが外部にはじき飛んでしまうからでしょう。これを無くすような立小便をすれば、洋式トイレで立小便をしても便器周囲を汚さず、文句を言われないはず。
ポイントは何か?それは、立小便をする高さ、速さ、角度ではないでしょうか。

まずは高さです。便器の高さと立小便の際、尿が出る男のシンボルの先が高ければ高いほど、尿は拡散します。この拡散は尿が便器や便器周囲の広範囲に飛び散る結果となるはず。そうならないためには、便器になるべく近い場所に男のシンボルを位置する必要があります。具体的には、中腰になり、男のシンボルをなるべく便器に近づけることです。何とも窮屈な姿勢かもしれませんが、これには思わぬ効果が期待されます。それは、足腰が鍛えられるということです。普段運動不足の男性でも小便という普段の生活習慣の際、中腰になることにより足や腰に力が入り、筋肉が鍛えられる。素晴らしい効能だと思うのです。僕は身長180センチありますが、洋式トイレで中腰で立小便をするようになってきてから尿が便器周囲に飛び散ることが少なくなりました。

次に考えなくてはならないことは、速さ、すなわち小便を出す勢いです。むやみやたらに力いっぱい放尿すれば、小便はかなり広範囲に拡散されるのは自明の理。ここは、落ち着いてゆっくりと出す。この行為は尿道にとっても健康的です。あまりにも勢いよく放尿してしまうと、尿道にいらぬ刺激を与え、時と場合によっては痛い感覚を覚えることがあります。ゆっくりと放尿することは、小便の広範囲への拡散を防ぐだけでなく、健康の観点からも有効なことだと思うのです。

もう一つが角度。角度というよりも小便を便器のどこへ出せばいいかということになります。洋式トイレは水口に至るまで傾斜がついています。傾斜がついているところに小便を落とせば角度がついていればついている程小便は反射してしまう確率が高くなるもの。また、水溜りに当ててしまえば、水同士が反発し、小便を含んだ便器の水が外部に出てしまう可能性もあります。ここは、便器の傾斜と水溜りの境目あたりを目標に小便を出してはどうかと思うのです。僕自身、何度か便器のいろんな位置で立小便を試してみましたが、どうも水溜り近くに小便を放尿すれば跳ね返りが少なく、便器の外へ小便が出ることが少ないように思います。

意外と盲点なのが、立小便の最後ではないでしょうか。すなわち、小便を出し終わった後、男のシンボルに残った小便を振るって出し切る時です。量はわずかながらも、男のシンボルの先からは様々な方向に小便が拡散してしまうおそれがあります。どうすればよいか?僕は女性と同じように男性もトイレットペーパーを利用すべきではないかと思うのです。せっかく立小便にこだわっているのに最後にトイレットペーパーを使うなんてと思われる方もいるかもしれません。便器の汚れを防止するという点を考えれば、仕方のない行為ではないかと思うのです。あくまでもトイレを掃除する人に迷惑をかけず、立小便を行うことが前提です。立小便を守るためには、ある程度変えるところがあってもいいのではないか?それならば、立小便最後の仕上げである男のシンボルを振る際には、トイレットペーパーで残った小便を吸収させてもいいのではないかと思います。この行為そのものは他の人に見られれば恥ずかしいかもしれません。男性専用トイレであればそうかもしれませんが、実際の洋式トイレは閉鎖空間ですから誰も見ていません。決して恥ずかしい行為ではありません。堂々と行えばいいと思います。

立小便にこだわるならば、便器を汚さない立小便の方法を考えている暇があったら座って小便した方がいいんじゃないか?と思われるあなた。そのとおりです。座って小便すれば便器周囲を汚すことはないでしょう。洋式トイレそのものが立小便を前提とせず、座って小便をするような構造になっているという話を聞いたこともあります。けれども、立小便に男の文化、ロマンを感じる僕としては、それは何とも忍びないこと。

世の男性の皆さん、トイレを掃除する方のことを考え、洋式トイレであっても周囲を汚さない立小便の仕方を追求しようではありませんか!


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