歯医者さんの一服
歯医者さんの一服日記

2007年02月08日(木) 誰が見ているかわからない

先月、地元歯科医師会主催の新年会が開催されました。一年の門出を祝う会として毎年開催されている新年会ですが、僕も新年会に参加し、何人もの先輩、上司、後輩の先生に新年の挨拶をし、会話を交わしてきました。新年の挨拶を交わした先生の中には、最近、地元歯科医師会に入会された先生も何人かおり、僕も先輩として挨拶をしたのですが、その中の一人Y先生が僕にこんなことを言ったのです。

「そうさん先生とは初めてお会いしたのではないのですよ。」

僕は戸惑いました。僕自身、Y先生と初対面のつもりでした。以前にどこかで会ったことがあるのかと思い、自分の記憶を辿ったのですが、僕の記憶にM先生の顔はありませんでした。

「いつお会いしました?僕は全然覚えていないのですけど。」
「そうさん先生はお子さんが○○幼稚園にいらっしゃいますよね。」
初対面の先生に言われ僕はびっくりしました。まさしく、下のチビが通っている幼稚園が○○幼稚園だったからです。M先生は更に言葉を続けました。

「実はうちの子供も昨年○○幼稚園に入園したのです。そこで、そうさん先生のお顔を何度もお見かけしているのです。」

頭の悪い僕でもピンときました。僕は現在、○○幼稚園のPTAの会長をしているのですが、  M先生は入園式や運動会、バザーなどで僕が挨拶をしたり、現場を走り回っている姿を見ていたのです。何と世間は狭いことでしょう。僕が初対面のつもりでも、M先生にとって僕の顔は既になじみの顔だったのです。

家に帰り、そのことを嫁さんに話すと

「そんなこともあるわよ。私の幼稚園のお母さん友達の間でも、そうさんは有名よ。何せPTA会長だからね、ハッハッハ・・・・。」

昨年の今頃、僕は○○幼稚園の園長先生からPTA会長の就任の話をされました。いろいろと考えた挙句、任期が平成18年度の1年間ということでPTA会長を引き受けたのでした。これまで、入園式やPTA総会、運動会やバザーなど様々な幼稚園行事に参加し、多くの保護者の前で挨拶をしてきました。その結果というべきでしょうか、僕は幼稚園に通う多くの保護者に顔が知られてしまいました。幼稚園の近くのショッピングモールやコンビニ、スーパーや駅、バス停等々、僕がうろついていると全く見知らぬ女性から頭を下げられる、といったことに頻繁に遭遇するようになりました。その都度、僕も挨拶をするわけですが、挨拶をするものの、僕としては相手が誰か検討がつきません。少なくとも、○○幼稚園関係の親御さんであることは間違いないのですが。相手の方からすれば僕がPTA会長であることはわかっているだけに、何とも不公平なものです。

おかげで、近隣では下手なことはできなくなりました。一体下手なこととは何か?ということは置いといて、思わぬところで思わぬ人から僕は見られているという事実。これまで以上に自分の言動には注意をしないといけないなあと感じた、歯医者そうさんです。


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