2006年06月15日(木) |
未だに穴だらけ ウィンドウズアップデートに怒る |
昨夜のことです。僕の仕事用に使っているメールボックスに来ていたメールを開封していると、あるところから発信されたメールにウィンドウズXPが新たにアップデートを行っているという知らせが書かれていました。早速、ウィンドウズアップデートにアクセスしてみると、確かにウィンドウズXPやその他のアプリケーションソフトのセキュリティホールが見つかったみたいで、いくつものセキュリティパッチをダウンロードしないといけない旨の書き込みが書いてありました。
仕方なくウィンドウズアップデートを行った歯医者そうさん。これで通算何回目のウィンドウズアップデートなのでしょう?回数を覚えていた時期もあったのですが、あまりにも頻繁なウィンドウズアップデートのおかげで回数さえ記憶のかなたに飛んでいきました。
ウィンドウズXPが導入されたのは今から4年前ぐらいだったでしょうか?それまで基本ソフトであったウィンドウズMeから大幅な性能アップ、セキュリティ対策を施し、鳴り物入りで投入されたウィンドウズXPだったように記憶しているのですが、当初からセキュリティの脆弱性があちこちで指摘され、未完成ソフトといううわさが絶えませんでした。実際にウィンドウズXPが世の中に流布すると、セキュリティに対する危惧は現実のものとなりました。様々なウィンドウズXPのセキュリティホールを突いたウィルスがインターネット上に蔓延し、そのため多くの人がウィルスの被害に遭うことが多発しました。ウィンドウズXPの生産、販売を行っているマイクロソフト社ではセキュリティホールが見つかる度に、そのセキュリティホールに対応プログラムをウィンドウズアップデートとして配布し続けています。
このウィンドウズアップデート、よくよく考えてみれば、ウィンドウズアップデートなるものが存在するということもおかしなことです。テクノロジーの発達、発展は日進月歩である時代であることは言うまでもないことです。インターネットがこれほど世界中に普及し、多くの人が利用するようになれば、基本ソフトの重要性というのは如何に大切なものであるかということは誰もが理解していることです。しかも、パソコン業界のディファクトスタンダードである基本ソフトであるウィンドウズXPとなると、その安全性の確立が社会に与える影響は計り知れないもの。安全性の確立には念には念を入れないといけない義務があると思うのですが、実際は頻繁にセキュリティホールに対する修正プログラムを公開して対策を立てないと安全性が保障されないという事実。
本来ならこれだけセキュリティホールが見つかるような製品は、リコールの対象ではないでしょうか?リコールを行うことをせず、小出しにセキュリティホールの修正プログラムを配布し続けていても何ら問題の解決には結びつかないような気がしてなりません。僕のような小心者のユーザーは数限りないウィンドウズアップデートに閉口しています。
そんな中、伝え聞く話では、今年秋にはウィンドウズXPの後継の基本ソフトVistaが投入されるとのこと。そのニュースを初めて耳にした時、僕は思わず
”おいおい!”と叫んでしまいました。
未だにウィンドウズXPの安全性を維持、確立することができず、問題があり続ける状態であるのにも関わらず、後継基本ソフトであるVistaに代えるというのは如何なものでしょう?いくつもの新機能を搭載し、安全性も増したということをマイクロソフト社は宣伝しているようですが、その結果たるや言わずもがなといったところです。問題の先送りに過ぎないだけでなく、新たなセキュリティホールだらけの欠陥ソフトが社会に流布するだけのことです。
しかも、後継基本ソフトであるVistaを導入したあかつきには、ウィンドウズXPを含めたこれまで基本ソフトに対するアフターサービスを中止するとのこと。開いた口が塞がりません。マイクロソフトという会社はユーザーのことを全く考えていないということがよくわかりました。
ビルゲイツさん!世界一のお金持ちであるなら、もっと足元をしっかりと見てくださいよ。あなたは商売上手だとは思いますが、あなたの作る不良ソフトのせいで世界中の人が迷惑を被っているのです。もっと真剣に世界中のウィンドウズユーザーのことを考えて、真剣に基本ソフトを作るようにしなさい!少なくとも今一番世の中に行き渡っているウィンドウズXPの安全性を十分に確立しないと、後継ソフトにセキュリティ対策はいきませんよ。過去の反省なくして未来の発展はありえません。
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