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夜、隣人を招いて食事会をした。マイホーム、マイルールで、我が家ではアペロ(空腹で長くて2時間くらいスナックを食べ続けるわたしがやったらデブ一直線な習慣)は省いて、もういきなり席についてもらって前菜を出す。この隣人は元夫のアル中が原因で離婚してて、そういうトラウマか、
「わたしはアルコールは一切飲まない。水をちょうだい」
と断言してるので、今日の食卓は水のみ。我が家も水しか飲まない族だから簡単でいい。水飲みながらの食事はさっさと進んでいく。前回は好き嫌いが多くて、殆ど何も食べなかった10歳のレアも今日は良く食べてくれた。そしてロクちゃんと向こうで遊んでてくれたから、大人だけの時間ができた。後から仕事を終えて参加した元隣人のドミニクに子育ての悩みを話したところ、彼がくれたアドヴァイスにハッとさせられた。
「自分の思い通りにならなくて癇癪起こしたりするエネルギーは他のところで発散させないとダメだよ。母と子だけの時間が長くなると難しくて、そこに必ず誰かが介入しないとダメなんだよ」
「誰かって例えば誰?父親は介入してるけど、助けになってないわ」
「それは他の子供だよ。他の子供と遊ばせたほうがいいってことだよ」
どうして、そんな単純なことに気付かなかったんだろう。わたしは自分のことに忙しくてロクちゃんとあまり遊んであげられない。遊んでもらえないストレスや余ったエネルギーが癇癪の源になってるのではないか。それを無理やりやめさせようとしたって言うことを聞くどころか余計拗ねてしまうのかもしれない。近所の子は彼より大きくて学校に行ってるからいつでも他の子と遊ばせるというのは実質難しい。でもわたしがもっと彼がよく遊んだ!楽しかった!と思えるような工夫をしていかなければいけないのかもしれない。その上でダメなことはダメだと少しずつ教えていこう。
ロクちゃんがひとりで全部ヘタをとって下処理してくれた苺をマリネにして、たっぷりホワイトチョコレートクリームをかけたものをデザートに出して、子供も大人も心ゆくまで堪能。春になって、旬の野菜料理を並べて開いた食事会はお腹も心も満たしてくれた。やっぱりひとりで息詰まった時には人と意見を交換するだけでも少なからず何か収穫があるものだ。