My life as a cat DiaryINDEX|past|will
ロクちゃんと散歩中、運動場に"隣のインディアン・ガール"を見つけた。この運動場はいつもちょっと躾のワルいティーネイジャー達が屯して、サッカーやバスケットをして遊ぶ傍ら、お菓子を食い散らかしたり、喫煙したりしてる。今日もいつもと変わらない光景があった。違うのはインディアン・ガールがいるということだけ。彼女は正確にはデンマーク人あるいはフランス人だが見た目はインド人、そして今度引っ越すにあたって隣人になる。名前を一度聞いたが忘れてしまったので影でそう呼んでる。彼女はダウン症で、言動が少しおかしい。自分が黒髪でデンマークやフランスで育っているためアジア系の見た目になにか愛着を感じるのか、とにかくわたしは彼女に好かれていて、電話もしょっちゅうかかってくるし、会えば"I love you!!!"と抱きつかれたりする。コロナが心配で、最近は"やめてねっ"ときっぱり断っているのだが。彼女がロクちゃんの最初のお友達になるかもしれないと思うとちょっと不安になる。彼女はお祖母ちゃんと二人暮し。彼女の家は少しだけ複雑だ。お祖母ちゃんはデンマーク人(白人)なのだが、子供ができなくて、二人の子供をインドから養子として迎え入れた。そのうちのひとりの息子がインド系の顔の女性と結婚し、彼女が生まれた。だが、母親はダウン症の娘を見るなり逃げるように去っていってしまった。こうして父親とお兄ちゃんと三人でデンマークで暮らしてた彼女だが、父親は仕事が忙しく面倒を見ていられないため、彼女だけがフランスに移住したお祖母ちゃんの元にやってきたのだ。父親は休暇のたびにここに彼女に会いにきてる。
Michelina
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