My life as a cat
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2021年03月09日(火) すっかり春色

フラジョレという若いインゲン豆の餡を炊いて、田舎饅頭を作った。白インゲン豆と味はそんなに変わらない気がするけど、ふわふわの白い饅頭を割ると若草色がでてくるのがなんとも春色でときめく。桜の花の塩漬けも乗せたら気分はすっかり春。

家族のアルバムを作りはじめた。わたしも妹も独身だった時、母のケータイの待受画面がもう40歳になろうとしてるわたしの写真なのを見て、うしろめたい気持ちになったものだった。しかしそれから4年、今では毎晩布団の中で二人の孫の動画を見てから眠りにつくというハッピーグランマライフを満喫しているらしい。自分が出産を経験してはっとしたことがある。今までわたしの誕生日には毎年母が何かをプレゼントしてくれてた。でもこの日は母が苦しんで苦しんでわたしをこの世に産みだしてくれた日なんだ。わたしが感謝の意を込めて何かプレゼントしたい。わたしの誕生日まであと半年ある。わたしとクロちゃんのこちらでの生活ぶり(母はクロちゃんのことも気にかけてて、日本から大好物の蒸しカツオを送ってくれてるのだ)、ロクちゃんの成長ぶりなんかを写真と共にBLOGに書き溜めて、製本してわたしの誕生日に贈る予定。

誕生日といえば、リュカの妹が自分の誕生日に家族に告白した。1年半前から交際してるひとまわり年上の男性がいると。昨年の夏、突然職場の近くに部屋を借りて実家を出た時わたしは既にぴんときていたが、家族は全く気付かなかったらしく、このニュースにかなり沸いてるらしい。30歳の女が職場が遠くなったとかそういう理由なしに実家を出ていくとしたら、オトコでしょって思わない?

「思わないよ!!だって30年一度もオトコの話なんか聞いたことないんだよ。一緒にテレビ見てて、お母さんが"この人かっこいい〜"とか言ってても全く興味なさげでさぁ。てっきり女が好きなのかと思ってた」

とリュカ。はぁ、そっちかっ。

買い物から帰る途中ぱちり。いつもわたしの胸ですやすや眠ってるロクちゃん。もうこの辺りでは桜が咲いてる。ロクちゃんの目には桜はどんな風に見えてるんだろう。友人がくれたウールの毛糸で編んだ羊の帽子、なかなか似合ってる。








Michelina |MAIL